薄氷の殺人
- 2016/02/21
- 00:32
2014 109分 中国/香港
2014年のベルリン国際映画祭で金熊賞(作品賞)と銀熊賞(主演男優賞)の2冠に輝いた中国発のノワール・ミステリー。中国の地方都市を舞台に、1999年と2004年の未解決事件をめぐり、ひとりの謎めいた疑惑の女に囚われていく元刑事を待ち受ける切なくも衝撃的な運命を、寒々しくかつ緊張感あふれる筆致で描き出す。主演は「ライジング・ドラゴン」のリャオ・ファンと「藍色夏恋」「GF*BF」のグイ・ルンメイ。監督は「スパイシー・ラブスープ」「こころの湯」の脚本を手がけ、監督3作目となる本作で一躍世界的に注目を集める存在となったディアオ・イーナン。
1999年、夏。中国の華北地方で、15ヵ所の石炭工場からひとりの男のバラバラにされた死体の一部が次々と発見される。捜査に当たるのは、妻との離婚問題に頭を痛めるジャン刑事。やがてトラック運転手のリウ兄弟が容疑者に浮上するが、逮捕時の銃撃戦で射殺されてしまう。ジャンは真相を解明できぬままやがて警察を辞すことに。2004年、冬。かつての同僚から5年前と同様のバラバラ殺人が2件発生したことを聞きつけたジャン。どちらの被害者も、5年前の被害者の若き未亡人ウー・ジージェンと関係を持っていたという。独自に調査を開始し、疑惑の女ウーに近づいていくジャンだったが…。
allcinemaより
雰囲気は基本的に好きでしたが事件の詳細が説明不足で消化不良感が否めませんでした。犯罪ものであるならばそこのところをもう少し丁寧に説明してほしかったです。
この作品のレヴューを見るとポン・ジュノ作品との比較が多い様でしたがポン・ジュノ作品でこういう消化不良感を感じたことはありません。
舞台になっている街が暗くて不潔でとにかく寒々しくて見ていると気分が落ち込みました。ジャ・ジャンクーの罪の手ざわりと重なる部分がありましたね。あれも貧困故に不幸に見舞われる人々(特に女性)の姿が痛々しかったのですが今作も又多くの不幸の根源にあるものは貧困と差別なんだなと。でもあっちの方が話はずっと分かり易かったです。
この監督さんの作品は初めて見ましたが好みが分かれる作風ですね。アーティスティックで通好み。映像がとても美しく音がフューチャーされている。(観覧車の軋む音が印象的。でも音は強調しすぎの感も。)唐突なエンドロールもびっくり😲
このシーン好きでしたねぇ💘ネオンがとっても効果的
でも断片的に見るとアーティスティックで印象に残るシーンは多いけれど一つの物語として見ると説得力に欠けるという印象です。次回作からそこのところをもう少しお願いしますという感じでした。
女優さんの演技も終始同じ感じでめりはりが無かったと思う。
因みにこの年(2014)のベルリン国際映画祭の監督賞が6才の~のリチャード・リンクレイター、女優賞が小さいおうちの黒木華。個人的には小さいおうちが一番感動はしましたね。どれも好きですがこの作品は見ていると気分が落ち込むので(とにかく寒そうだし)再見したいと思わないです(-_-;)食事のシーンで肉まんは食べたくなりましたけど。それといつものことですが邦題のセンスが悪すぎると思います。でも殺人と言う言葉を入れないと人に見てもらえないのかな~m(__)m残念。
TV(BS)にて
★★★★★☆
2014年のベルリン国際映画祭で金熊賞(作品賞)と銀熊賞(主演男優賞)の2冠に輝いた中国発のノワール・ミステリー。中国の地方都市を舞台に、1999年と2004年の未解決事件をめぐり、ひとりの謎めいた疑惑の女に囚われていく元刑事を待ち受ける切なくも衝撃的な運命を、寒々しくかつ緊張感あふれる筆致で描き出す。主演は「ライジング・ドラゴン」のリャオ・ファンと「藍色夏恋」「GF*BF」のグイ・ルンメイ。監督は「スパイシー・ラブスープ」「こころの湯」の脚本を手がけ、監督3作目となる本作で一躍世界的に注目を集める存在となったディアオ・イーナン。
1999年、夏。中国の華北地方で、15ヵ所の石炭工場からひとりの男のバラバラにされた死体の一部が次々と発見される。捜査に当たるのは、妻との離婚問題に頭を痛めるジャン刑事。やがてトラック運転手のリウ兄弟が容疑者に浮上するが、逮捕時の銃撃戦で射殺されてしまう。ジャンは真相を解明できぬままやがて警察を辞すことに。2004年、冬。かつての同僚から5年前と同様のバラバラ殺人が2件発生したことを聞きつけたジャン。どちらの被害者も、5年前の被害者の若き未亡人ウー・ジージェンと関係を持っていたという。独自に調査を開始し、疑惑の女ウーに近づいていくジャンだったが…。
allcinemaより
雰囲気は基本的に好きでしたが事件の詳細が説明不足で消化不良感が否めませんでした。犯罪ものであるならばそこのところをもう少し丁寧に説明してほしかったです。
この作品のレヴューを見るとポン・ジュノ作品との比較が多い様でしたがポン・ジュノ作品でこういう消化不良感を感じたことはありません。
舞台になっている街が暗くて不潔でとにかく寒々しくて見ていると気分が落ち込みました。ジャ・ジャンクーの罪の手ざわりと重なる部分がありましたね。あれも貧困故に不幸に見舞われる人々(特に女性)の姿が痛々しかったのですが今作も又多くの不幸の根源にあるものは貧困と差別なんだなと。でもあっちの方が話はずっと分かり易かったです。
この監督さんの作品は初めて見ましたが好みが分かれる作風ですね。アーティスティックで通好み。映像がとても美しく音がフューチャーされている。(観覧車の軋む音が印象的。でも音は強調しすぎの感も。)唐突なエンドロールもびっくり😲
このシーン好きでしたねぇ💘ネオンがとっても効果的
でも断片的に見るとアーティスティックで印象に残るシーンは多いけれど一つの物語として見ると説得力に欠けるという印象です。次回作からそこのところをもう少しお願いしますという感じでした。
女優さんの演技も終始同じ感じでめりはりが無かったと思う。
因みにこの年(2014)のベルリン国際映画祭の監督賞が6才の~のリチャード・リンクレイター、女優賞が小さいおうちの黒木華。個人的には小さいおうちが一番感動はしましたね。どれも好きですがこの作品は見ていると気分が落ち込むので(とにかく寒そうだし)再見したいと思わないです(-_-;)食事のシーンで肉まんは食べたくなりましたけど。それといつものことですが邦題のセンスが悪すぎると思います。でも殺人と言う言葉を入れないと人に見てもらえないのかな~m(__)m残念。
TV(BS)にて
★★★★★☆