2004 99分 アメリカ
シリアル・キラーばかりを執拗に狙う謎の男とFBI捜査官との緊迫の攻防を描くサスペンス・スリラー。FBIすらプロファイリング不可能な無差別殺人犯が次々と殺される事件が発生、事件を背後で操る謎の男の驚くべき正体が次第に明らかとなっていく。主演は「ザ・コア」のアーロン・エッカート。共演にキャリー=アン・モスとベン・キングズレー。監督は「シャドウ・オブ・ヴァンパイア」のE・エリアス・マーヒッジ。
FBI捜査官のトム・マッケルウェイは、連続殺人犯の不当逮捕が原因で、ここニューメキシコ州の片田舎、アルバカーキに左遷された。ところが、赴任初日から殺人事件が発生、やがてそれはすぐに3件の連続無差別殺人事件へと発展する。いずれの死体も、まぶたが切り取られ、0(ゼロ)のマークが残されていた。マッケルウェイは原因不明の頭痛に悩まされながらも捜査を続けるが、一向に解明の糸口すら見えてこない。そんな時、捜査線上にベンジャミン・オライアンという一人の男が浮上してくるのだが…。
allcinemaより
10年以上ずっと見たかったのですが、やっと見ました。感想は一言で言うと「カオス」かなと。なんていうかどす黒いものが渦巻いていてキモかったです。こういう話とは思わなかったなぁ。ユージュアル・サスぺクツみたいな、大どんでん返しの超面白い話なのかなぁと思ってたのですが全然違いました。
でもメインキャラクターの二人がサイキック(彼らの場合は透視能力者)という設定は面白かったです。折角面白い設定だったし、主演二人の演技は良かったと思いますが、イマイチドラマチックに仕上がらなかったのは脚本がイマイチだったのだと思います。個人的にはネタバレになるから言えないけど何故あの結末?と残念。二人がリンクするまでも何故あんなに時間がかかるのかとまどろっこしかった。
サイキックと聞けばムー的世界が好きな人は複数の人物が思い浮かぶでしょう。ドナルド・クロワゼット、ピーター・フルコス、近年ではジョセフ・マクモニーグル、その他諸々。この映画でベン・キングズレー演じるべンジャミンが自身のサイキック能力がもたらす苦悩に苦しむ姿が印象的でした。彼が透視してトランス状態?になっている時の様子が殆ど神経症みたいに見えて、あれでは精魂尽き果てるだろうと思ってしまった。以前TVで見た、ジョー・マクモニーグルがターゲットの名前と生年月日が書かれた紙きれ一枚でターゲットの居場所をあっさりと突き止めた様子(その様子はリラックスしている様に見えた)とあまりにも対照的だった。サイキックによってタイプは違うのかなぁなんて映画とは関係無いところに感心してしまいました

ベン・キングズレーはこういう役もぴったりですね。素晴らしい。アーロン・エッカートはこの頃いい男でしたね。惚れ惚れしました

今は「立つんだ、ジョー



」という感じですね。右側の人が彼です。
TV(BS)にて
★★★★★