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ローズの秘密の頁(ページ)





2018   108分  アイルランド

「マイ・レフトフット」「父の祈りを」のアイルランドの名匠ジム・シェリダン監督が、同国の人気作家セバスチャン・バリーのベストセラーを映画化した大河ロマン。第二次世界大戦時のアイルランドを舞台に、40年間も精神病院に収容されていた老女のミステリアスな愛の物語を綴る。主演は「キャロル」のルーニー・マーラと「ジュリア」のヴァネッサ・レッドグレーヴ。共演にジャック・レイナー、テオ・ジェームズ、エリック・バナ。
アイルランドの古い精神病院、聖マラキ病院。取り壊しが決まり、患者たちは新たな病院に転院することになるが、ただ一人老女のローズだけはここを動こうとしなかった。彼女は自分の赤ん坊を殺したとの罪で40年間もこの病院に収容されていた。そんなローズの問診をすることになったグリーン医師は、彼女が一冊の聖書に自らの人生を書きつづっていることを知り、彼女の語る過去に耳を傾けていく――。第二次世界大戦中、故郷の田舎町で暮らしていた若きローズは、男たちの注目の的だった。中でも神父のゴーントはしつこく付きまとっていた。そんな中、イギリス空軍に志願したことで裏切り者と白眼視されていた青年マイケルと恋に落ちるローズだったが…。


allcinemaより






オープニングのエモーショルなピアノ曲が印象的な今作は、最近映画館で観た中ではオゾンの『婚約者の友人』以来の美しい映画だったなあと。ストーリーも役者もアイルランドの風景も良かったなあ。とても悲しい話でしたが。

惜しむらくは原作は読んでいないのですが、事前にラジオで聞いた某氏の解説のある一言で落ちが分かってしまい、その通りの落ちだったので、そこが「おおっ❗
」と感動できなかったことです。それでもドラマチックなストーリーでとても好きでした。

一つ気になったことはルーニー・マーラとヴァネッサ・レッドグローブが似てないこと。特に瞳の色が違うのが気になりましたね。うちの猫は成猫になってから瞳の色が変わりましたが人間も変わることはありますか?(-_-)基本的な雰囲気も似てないのですが。

ひたすらローズの不幸な運命が可哀想でした。ストーカー神父と逢わなければこんなことにはならずに済んだのかも?思うにローズのことが好きだったテーラーの彼と結婚していれば、もっと穏やかな運命だったのかも。でも彼が運命の人ではなかった。どっちにしてもストーカー神父が負の呪いをかけてきたとは思うけどね。
言ってたのは叔母さんでしたっけ?
「あんたには男を惑わす力がある。」
あの瞳で見つめられると秒殺だね。皮肉なことにその魔力が過酷な運命を招いてしまったのですがm(_ _)m


ローズとマイケルの出逢いのシーンが好きです。マイケルがこの空を飛んでる。待っててくれ。と言ったとき。思うに彼は最初から本気だったのだと思う。以降はいつも空からローズにアプローチしていたマイケル。空からローズの元に降ってきました。浜辺を歩くローズの頭すれすれのところを飛んでいくシーンは凄いと思った
空からのアプローチのシーンを見るといつも『ザブリスキーポイント』(邦題失念)を思い出してしまうのですが。

エリックバナ演じるグリーン医師がfascinating(魅惑的)と表現し、ローズがいつも弾いていた『月光』が美しかった。

それにしてもあの時代の女性たちは大変だったなあと。ローズのケースは特に可哀想。


ルーニーマーラとヴァネッサ・レッドグローブは似てないけど、それぞれの演技は素晴らしいし良い映画なのでお勧めします。


いつもの映画館にて
★★★★★★★★

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