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おとなの事情





2016      96分   イタリア


イタリアのアカデミー賞にあたるダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞で作品賞と脚本賞の2冠に輝いた大人のブラック・コメディ。幼なじみの3組の夫婦と一人の独身男性が集ったディナーを舞台に、それぞれのスマホに掛かってきた電話やメッセージを共有し合うというゲームを始めたことから、思いがけない秘密が次々と露呈していく悲喜劇の人間模様をスリリングに綴る。出演は「ベニスで恋して」のジュゼッペ・バッティストン、「夏をゆく人々」のアルバ・ロルヴァケル、「天使が消えた街」のヴァレリオ・マスタンドレア、「カプチーノはお熱いうちに」のカシア・スムートニアックほか。監督は本作が日本初紹介のパオロ・ジェノヴェーゼ。
ある月食の夜、幼なじみの男4人とそのパートナーが集まり、食事会を開くことに。しかし一人だけバツイチのペッペは、連れてくるはずの婚約者が来られなくなり、結局7人でテーブルを囲み、美味しい食事と会話を楽しむ。そんな中、一人があるゲームを提案する。それは、秘密なんてないという彼らの信頼度を確認するため、今からそれぞれのスマホに届いたメールや電話は全員に公開すること、というもの。行きがかり上、誰も異議を唱えることもできず、不安を抱えながらも、それを悟られないよう平静を装いゲームを始める一同だったが…。


allcinemaより












まるで舞台の様な映画です。
初めは皆で楽しくご飯を食べていた訳です、上の最初の画像の様に。そこでエヴァ(カシア・スムートニアック)が何を思ったか、ゲームをしない?と提案。やましいことがないならできるでしょ?と。皆、マジで?😲と思いながらテーブルの上に自分のスマホを置き、以降全員のスマホに来る連絡を全て公開したことから、とんでもない事態になっていきます。

これブラックコメディとなってますが、リアリティありすぎで全く笑えません。
本当に洒落にならない展開です。現代人がこのゲームを実際にするなら、殆どの場合全員でなくても複数の人たちはこういう展開になるのではないでしょうか。それを思うとこういうゲームをする訳がない(わざわざプライバシーを公開するなんて。する意味も分からないし。)ので、意味不明で白けるけど、逆に言って殆どの人は秘密を持っているんだなあと(笑)。だから本国でも大ヒットしたのではと思います。

終盤でエヴァ夫妻の向かいの建物に住む老夫妻が、バルコニーで仲良く寄り添う姿が象徴的でした。あそこまで行き着くには山あり谷ありってことかなあ。人生は月の満ち欠けの如し?

昔MOON STRUCK(月の輝く夜に)という名作がありましたね。月と聞くと思い出します。あれもイタリア系の家族の話でしたね。

月がらみの夜には注意です。
何かが起こってしまいますから😆

大人ならきっと楽しめる(思い当たる⁉)作品と思います。脚本が面白いし役者も適材適所でナイスでした。


「新しいピアスかい?」
「。。そうよ☺✨」

私の好きなシーンです。
ご覧になる方はチェックしてみてね



インターネットにて
★★★★★★★☆

コメント

No title

まうさん

現代人が見ると何かと痛いところを突かれる映画でしたね。

話とは関係ないけどエヴァ夫妻の自宅のアイランドキッチンと、広いバルコニーが素敵でしたー✨

No title

大人になった誰もが、1つは心当たりのある内容が散りばめられていて。
とにかくストーリーが面白かったですね。
それは自分も心当たりがあって、感情移入できる箇所があったからかな?って
思っちゃいました。

No title

あきりんさん

自分としては落ちが微妙でしたが(穏やかすぎるかなあと)、それにしても面白かったですね。エグい密室劇でした。最後の体操も笑えますねー

No title

舞台はマンションの部屋だけで、小道具はスマホだけ。
それでこれだけの映画を作ってしまうのですから、アイディアと脚本が如何に大事かということですね。
TBさせてください。

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三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
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