FC2ブログ

記事一覧

山河ノスタルジア





2015   125分  中国/日本/フランス


 「長江哀歌」「罪の手ざわり」の名匠ジャ・ジャンクー監督が、別れて暮らす母と息子を主人公に、過去・現在・未来でのそれぞれの人生模様を通して、互いを想う心の機微を切なくも繊細に見つめた感動叙事詩。主演はジャ・ジャンクー作品のミューズ、チャオ・タオ。共演に「最愛の子」のチャン・イー。
 1999年、山西省・汾陽(フェンヤン)。小学校教師のタオは、炭鉱労働者のリャンズーと実業家のジンシェンという2人の幼なじみから想いを寄せられ、やがてジンシェンと結婚、息子のダオラーを授かる。2014年、汾陽で一人で暮らしていたタオ。ジンシェンとは離婚し、ダオラーも父に引き取られ、上海で暮らしていた。ある日、タオの父が亡くなり、葬儀に出席するために戻ってきたダオラーとの束の間の再会を果たす。タオはそこでダオラーがジンシェンとともにオーストラリアに移住することを知らされる。2025年、オーストラリア。19歳になったダオラーは、中国語も話せなくなり、父との間にも確執が生まれ、アイデンティティの問題に直面して孤独な日々を送っていたが…。

allcinemaより










ジャ・ジャンクー作品を見るのは2本めです。もう一本の『罪の手ざわり』は主人公の女性が極端であまりピンと来なかった。
今作の方が好きでした。


何と言っても始まりと終わりが秀逸でしょう。ラストシーンは唯一泣きそうになりました。

☆ネタバレ注意☆

雰囲気は切なくて好みですが、ストーリーが中途半端で不完全燃焼でした。特にリャン・ズーは何故途中で消えるの?彼のその後が出てこないのはとても違和感が残る。ダオラーと年上女性の未来のことは別に良しとして、ダオラーとタオのその後もご想像にお任せしますで終わるのがスッキリしなかった。タオの空耳がダオラーが訪ねて来る予兆だと私は解釈しましたが。

リャン・ズーはタオを失い、心も身体もお金も苦労した。タオはお金は苦労しなかったがダオラーのことで寂しい思いをした。ジンシェンはダオラーの親権を取って一緒に暮らせたが父子の関係は上手くいかなかった。折角あんな美しいところに住んでるのに銃を持ち歩き、表情も死んでいて全然幸せそうじゃない。
彼らを見ていてやっぱりlife is a bitchだなあと思ってしまった。ちょっとだけ楽しいのは若いうちだけ。

でも最後のタオのダンスを見たら泣きそうになるとともに元気が出た。あの瞬間は無になれるんだよね。踊れる元気があるなら明日も生きられる。ああやって人って生きていくんだよね。


あのシーンを見て思い出したのが『グロリアの青春(原題『グロリア』)』『母なる証明』『薄氷の殺人』。全部主人公がラストに弾けて踊ります。『母なる証明』のお母さんはとりあえずここは踊らないとというシチュエーションですが、グロリアと薄氷の殺人のジャンは自ら弾けて踊ります。特にグロリアの躍りは最高だった(因みにこの映画はサスペンスではありません)。明日は明日の風が吹くを地で行っていたから。人生こうじゃなくっちゃなあと感銘を受けた。私には真似はできないけど。


今作を見てやっぱりチャオ・タオは美人だなあと思いました。


TV(BS)にて
★★★☆

コメント

No title

シーラさん

タオのダンスは踊った場所も時期も切なかったですね。

薄氷の殺人で弾けて踊るのはおじさんの刑事です😅でも印象に残りました。

No title

女性がダンスを踊るって、男から見たら強いなって思うんです。色んな感情があると思うんですが、それをすべて飲み込んでのダンスかなと。TBさせてくださいね。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kamieru

Author:kamieru
かみえるです☺️🌷
三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
映画や猫、テニス(錦織くん)、
日常のことを書こうと思います。
ご訪問、コメント歓迎です❤️
よろしくお願いします☺️✨

月別アーカイブ