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ミスターロンリー


 
 
2007  111分 イギリス フランス
 
 
 
弱冠19歳で書き上げた「KIDS/キッズ」の脚本で“恐るべき子供”と注目を集めたハーモニー・コリンが、「ジュリアン」以来8年ぶりに手掛けた監督第3作。有名人のそっくりさんとして私生活でも他人を演じ続ける人々が共同生活を送る古城を舞台に、繊細で不器用な男女が織り成す奇想天外にして切ない人間模様を綴る。主演は「天国の口、終りの楽園。」「ダンシング・ハバナ」のディエゴ・ルナ、共演に「イン・アメリカ/三つの小さな願いごと」のサマンサ・モートン。
 マイケルは、幼い頃から自分に対する違和感を抱え、いつしかマイケル・ジャクソンを演じることでようやく生きていられる不器用な青年。仕事としてモノマネを披露している時はもちろん、それ以外の時もずっとマイケル・ジャクソンになりきって生活していた。ある時、老人ホームでの仕事の際、彼はマリリン・モンローとして生きる美女と出会い、恋に落ちる。彼女は夫のチャップリンと7歳の娘シャーリー・テンプルと一緒に、スコットランドの古城で他のモノマネ芸人たちと共同生活を送り、彼らと地上最大のショーの実現を目指していた。そんなマリリンに誘われるまま、スコットランドへと向かうマイケルだったが…。
 
 
from allcinema
 
 

 
 

 
 

 
 
 
見終わった後は凄くつまらなかったな~というのが率直な印象でした
映像だけに拘ってるけど中身は無い「雰囲気もの」という印象でした
 
ハーモニー・コリン作品は『ジュリアン』しか見ていませんがジュリアンは超インパクトがあったのです
私的にはEarthshakerの『More』みたいな「ナイフを握り締めた18の君が蘇る」的な衝撃があったのです
 
あれに比べると今作は駄作?と思ってしまいました
ストーリーも先が読めてしまったし見ている間も結構退屈でした
 
しかし不思議なことに終わって時が経つほどに余韻を感じてきました
それは死生観がテーマになっていたからと思います
 
マリリンの台詞「死は人生に比べたらほんの一瞬よ。」が印象的
でもこの物語に出てくる人々の人生はまるで御伽噺
スコットランドの古城に物まね芸人の一段が共同生活をしていて一応自給自足しているらしい((?_?))けど何処から生活費が出ているのか(客は全く入っていない)どういう経緯であの様なお城に住んでいるのか一切不明
 
まるで人生なんて所詮御伽噺。そして待っているのは死だけ(でも人は御伽噺を必死に生きる)と言っている様な作品でした
 
 
個人的に良かったことはディエゴ・ルナ君とレオス・カラックスを見れたこと(^-^)(レオス・カラックスってハンサムなんだねっ☆彡)
マイケル役は彼に適役と思った
レオス・カラックスのお気に入りドニ・ラヴァンも出ていたけど彼は『TOKYO!』で怪人役を見た時すっかり怪優になってしまったなぁ~と驚いたけど今作でも相当キモいというか印象深い役で異彩を放っていました
 
それとサマンサ・モートン(マリリン)のコケティッシュな雰囲気と儚さも良かったです
マリリンとマイケルのほんわかした交流が一番素敵でした
これも正に御伽噺的でした
 
 

 
 

 

 
 
御伽噺と言えばハーモニーコリンはジュリアン製作後今作にとりかかるまでアマゾンに幻の魚を探しに行っていたとwowowの解説にあってウケたけど(これもリアルな御伽噺っぽいかも笑)「らしいかも」と思いました(^o^;)
 
 
映像で一番印象的だったのはシスターたちのスカイダイビングシーン
どうやって撮ったのかな?実際にシスター役の人たちが本当にダイブしたのかな?
だったら凄いな~と思いながら見てました
 
 この作品でも特に印象的なシーンではと思いますが今探したけど一つも画像が見つからなくて残念でした~
 
あと冒頭のミニバイクに猿(?)がフワフワのスロー映像もシュールだったな~
 
個人的に一番しみじみしたシーンはマイケルが卵と話すシーンです
 
卵って何?と思われた方は是非作品を見てしみじみしていただきたいと思います
(^-^)
 
やっぱり『ガンモ』見なくちゃだな~
 
トラウマになるかな?
 
 
 
 TV(BS)にて
 
☆☆☆☆☆
 

コメント

No title

りゅうちゃん


監督も主演俳優も物語が展開するのもフランスじゃないので(フランスで展開するシーンもありますがメインはスコットランドって感じです)全然フランス映画の趣ではありません
ディエゴ君は確かメキシコ人だったと思いました
ハーモニーコリンはヨーロッパ作品に影響を受けてるみたいですね
プロフィールよく知りませんがヨーロッパにいたのかもしれませんね

No title

わかめさん


いつか観てみてね
(^-^)v
でもつまらなかったらごめんなさい
(^^;)

No title

こちらもフランスの映画ですね!!

フランス映画の独特の雰囲気があるのでしょうか?
なんとなく想像しながら読ませていただきました

No title

全然知りませんでしたが、
画像見ると興味がわいてきますね~♪

No title

tedさん

ハーモニー・コリンは人生の不条理というか生の虚しさが根底にある気がするので雰囲気ものでも結構深いかな~とも思うんですけどね

まぁ好みは分かれるかもしれませんね

No title

これは見たことがありません^^;
雰囲気映画ってのは、意外と結構ありますよね~…。
話自体は別に普通だけど、雰囲気で持ってこうとする映画^^;
その雰囲気がまた合えば良いんだけど、合わないとその苦痛ときたら…^^;笑。
やっぱ映画は奥が深いです笑。

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