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ブーベの恋人







1963  112分  イタリア/フランス


ファシズムの傷跡が濃厚に残る、第二次世界大戦末期の北イタリア。農村の娘マーラは、死んだ兄とともにパルチザンとして戦っていたブーベに恋をし、婚約する。しかしブーベは、ファシストの憲兵とその息子を殺すという事件を起こし、追われる身に。国外逃亡したブーベと離ればなれになったマーラは彼を待とうとするが、誠実な青年ステファノと出会い、心を揺らす。そこにブーベが捕らえられたという知らせが届き…。

Amazonより















昔からずっと見たいと思っていて、一昨日?シネフィルWOWOWで放送されたと気づいた時には時既に遅く、とても悔しく、動画サイトを探して、某サイトのラインナップにあるのを発見し(こういうのがあるって素晴らしい👏)、これを見る為に仮契約しました。


いやーとても素晴らしい映画でした。こういうしみじみした映画を見ると、今の時代の映画が色褪せて見えてしまいます(今の映画も見るけどやっぱり昔の映画はいいね)。

まずこの映画を見て感じたのは、初めて見たのにどのBGMも耳馴染みがあったことです。子供の頃からラジオで流れるのを聞いてきた記憶があります。サントラもとても有名なんだなあと実感。それがまたしみじみと切なく、映画にマッチしているのです。あの音楽だけで胸が一杯になります😢💘
フェリーニの『道』の『ジェルソミーナ』を聴くと泣きたくなるのと同じ気持ち😭

基本はラブストーリーなのですが、当時のイタリアの動乱の世相が反映されているので、苦いラブストーリーになっていました。歴史に疎い私には勉強になりました。

マーラとブーベの実家がとても質素なこと、映画館では立ち見の人が沢山いる、街に馬車が走っている。色々珍しかった👀

マーラがブーベに街で靴を買ってもらうシーンが好きです。今の時代に見てもとってもモードな蛇革の靴👠✨流石イタリア、お洒落です。でも一番素敵だったのは、ブーベに靴の露店があったと言うマーラに、ブーベが「ちゃんとした店で買う。」とマーラをちゃんとしたお店に連れて行ったところ。素敵です💓

★★★完全ネタバレ注意★★★

刑務所で二人が面会するシーンが良かった。ブーベが泣き、「悲しくて泣いたんじゃない。君に会えて嬉しいからだ。」と。あの顔であんな風に泣かれたらやっぱりこの人を待とうって思うよね😢💘

七年後に駅で偶然ステファノに会った時の別れ際のステファノの表情が忘れられない。あの表情に彼にとってマーラは最愛の人だったということが見て取れる🙇彼と結婚していれば平和で幸せな人生だったのにね。『シェルブールの雨傘』を思い出してしまった。あの二人(ジュヌヴィエーブとギィ)の場合は結ばれなかったけど😢マーラはブーベへの愛を貫いた。人生色々ですね。シェルブールの雨傘でたまたまドヌーヴが人生を共にしたのがマルク・ミシェルだったが、CC(マーラ)にはふられてしまった(共に訳ありの女性を愛する役だった)。共に1963の作品でした。共に切ないお話で共にキャストとサントラがとても素晴らしかった‼️

最近やはり逃亡犯とその男を愛する女性が主人公の映画を見たが、その二人の場合は彼が逮捕され、出所後二人が再会した時には共に初老になっていた。ブーベの服役は14年で本当に良かった。マーラが言うように30代ならまだ色々間に合うから。愛する二人に14年は長すぎると言う意見が多い様だけれど逆に14年で済んでラッキーだったのではと私は思う。愛する人が受刑者で、その帰りをとても長い時間待っている人はこの世に沢山いると思うから。その中には冤罪で服役している人も少なくないと思う。

因みにこの作品にはモデルとなった人がいたのだそうですね。実際にパルチザンだった人で服役していたらしい。ファシスト贔屓の司祭がバスでリンチになりそうになった件に近いことも実際にあったらしい。事実ベースな映画と知り大変興味深かったです。


オンデマンドにて
★★★★★★★★★★

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