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欲望の法則






 1987   105分  スペイン


「神経衰弱ぎりぎりの女たち」や「アタメ」、近年では「キカ」など、常に前衛的な愛の姿を描き続けるスペインの鬼才P・アルモドバルが、映画監督の男を主人公に、三人の男たちが繰り広げる泥沼の三角関係を描いた愛憎劇。

allcinemaより









今年最初に自宅鑑賞した映画が、たまたまアルモドバルの『ジュリエッタ』(2016)で、若干地味だったけどやっぱり心に残るもので、色々と考えさせられるところもあり、私はやっぱりこの人の映画は好きだなあと思いました。私にとってのアルモドバルのハイライトは『オールアバウトマイマザー』『トークトゥーハー』(監督)『デビルズバックボーン』『人生スイッチ』(製作)『死ぬまでにしたい10のこと』(製作総指揮)(プロデューサーとして参加している作品がいずれもツボです)あたりですが、初期の作品は初めてです。

かなり濃かった😑バンデラスは容姿自体が濃いので、濃厚な(男同志の)ラブシーンはかなり濃すぎて胃もたれに😅私はゲイの映画は好きだし男同志のラブシーンも特に違和感は感じないが、今回は強烈だった。バンデラスが体当たりで熱演という印象。役どころは単細胞で自己中な男。愛を押しつけ、愛を要求する厚かましく暑苦しい男。逆に言えば愛に貪欲な訳で、きょうびの日本の草食系男子と対照的です。

☆☆ネタバレ注意☆☆

近親相姦、トランスジェンダーもテーマになっており、私が印象的だったのはティナの教会での告白シーン。彼女が人生で関係した男性は二人。一人は父(近親相姦)で、もう一人は聖職者。彼女が聖職者の男性と関係したのはまだ未成年の思春期の頃(或いは子供の頃)と思われるので、これは聖職者による性的児童虐待。思いっきり重い題材です。

ジュリエッタは母が娘に依存する話だった。トークトゥーハーは看護師が意識の無い患者を強姦していた。今作でバンデラス演じる男(アントニオ)は完全にパブロに依存しており、恋敵の男をレイプまがいにして襲った。アルモドバルは常にこういう重くて際どい世界観ですね。そこが好きですが。


クライマックスのパブロがアントニオを憎みきれない様が悲哀を感じました😢
ティナとパブロが可愛がっている女の子が可愛かった。タイプライターが爆発するのは不思議だったしB級っぽかった(あの爆発はパブロの気持ちなのですよね)。皆で一斉に足場を上るシーンは猿の様で笑ってしまった。ティナの水浴びのシーンの水の使い方、灯台の風景が好きだった。


まだトークトゥーハーやオールアバウトマイマザーの様に出来上がっていなくて野暮ったさがありますが、勢いがありました。

因みにアルモドバルの最新作はペネロ・ぺクルスとバンデラスが出ている様ですね。私としてはビッグネームにあまり興味が無いのでがっかり。知らない俳優が見たいです。でもアルモドバル作品なのでいずれ見ます。
★★★★★

コメント

ラティファさん

こんにちにゃー😸

流石アルモドバルというぶっ飛んだ映画でした。

バッド~は見ていませんので分かりましぇん💧

そうですよね。ずっと同じ俳優を使う監督は多ですよね。

No title

kamieruさん、こんにちは!
これは未見だなあー。
バンデラスが若いっ!
で、お相手の男性・・かな? は、もしかしたら、「バッド・エデュケーション」に出てた俳優さんかな?って(違うかも・・)

>最新作はペネロ・ぺクルスとバンデラスが出ている様ですね。私としてはビッグネームにあまり興味が無いので

私も!
ただ、監督としては、信頼出来て馴染みの役者さんの方が安心してお任せ出来るのかもしれないですね。

No title

アンダンテさん

私の挙げた作品は見ていますか?
一言欲しかったです。

ハイヒール見てません。
Uネクストにあるので気が向いたら見てみます。
アルモドバル作品て見るのも結構体力が要るので。

No title

個人的にはら「ハイヒール」が好みです。音楽が坂本龍一でクールでした。

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