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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア






1997  90分  ドイツ


本国ドイツで大ヒットとなったアクション・ロード・ムービー。余命わずかと宣告され、たまたま末期病棟の同室に入院させられたマーチンとルディ。二人は死ぬ前に海を見るために病棟を抜け出し、ベンツを盗んで最後の冒険へと出発した。その車がギャングのもので、中に大金が積まれていたことも知らずに……。道中、残り少ない命の彼らに怖いものなどなく、犯罪を繰り返し、ギャングのみならず、警察からも追われる身になるのだが……。


allcinemaより











リアリティは無いのですがとてもいい話でした。私はこの監督の感性が好きです。ナンセンスだけど最高にイカしていて(死語)切ない😢

余命幾ばくの無い二人の男が死ぬ前の短い時間に最高の時を過ごすお話。冥土の土産という言葉がありますが、二人にとってこの時間は正に冥土の最高の土産になったと思う。死んだ後に二人があちらで再会したら、二人が出会ってから命つきるまでの短い、でも最高の時間を語るだけで全く飽きずに永遠に過ごせると思う。本当に最高☺️👍✨周りにとっては傍迷惑な人たちだし犯罪者。(でも憎めない。)現実的にはこういうことはしてはいけないけれど、映画の中だから許されるでしょう。

まず死ぬ前にしたいことが「海が見たい」から旅に出るというのが素敵です。シンプルだけど理解できる。(私の持っている『死ぬときに後悔すること25』という多くの人を看取ってきた医師が書いた本の中に、海が大好きな男性が人生最期の日に家族と海を見に行き、満足して逝ったお話が書かれています。)
それ以外に二人は死ぬ前にやりたいことリストをノートに幾つか書き、その中からそれぞれ一つだけ選んで実行する。その二人のチョイス(願望)もとても分かり易くて好感を持った。人間の考えること(願望)なんて一部の過激な思考の人たちを除きそんなに変わらないんじゃないかと思う。マーチンとルディの願望は人間らしいと思った。


余命幾ばく無い人が主人公の映画はどうしてもシリアスで重いものが多いけれど、この映画はまずユーモアありきなので救われる。リアリティが無さすぎるけど(ルトガーハウアーの選択は有り得ない。普通なら海を見る前に殺されて海に沈められる)ファンタジーとして見て楽めば良いと思う。(ていうかそれしかないよね😅)


ファンタジーの中にもマーチンの発作でリアリティを感じさせた。ラストシーンのセピア的な色調とドイツの何とかいうバンドのノッキンオンヘブンズドアのカバーが凄く良くてグッと来た(GNRのカバーより良い。私は好き。ギターがとても切ない😢)。でも涙は出なかった。やっぱりあそこに行きつくまでにリアリティが無いからかな?

自分があの二人だったとして、私自身は死ぬ前にあんな風に世間に迷惑をかけたくないけれども、彼らがその瞬間々を楽しんでいたのはナイスと思った。


エンドロールの後に出てくる短いシークエンスは、余計と思う人も多いのかもしれないが、ホルスターから銃を抜こうとするあの一瞬のフラッシュバックに私は痺れた。


★★★★★

コメント

No title

> アンダンテさん

オリジナルはボブ・ディランです
私はGNRで知りました。

No title

クラプトンの曲かと思ったら映画とだったのですね!

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kamieru

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