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ROMA/ローマ





2018  135分 メキシコ

政治的混乱に揺れる1970年代のメキシコを舞台に、アカデミー賞受賞監督アルフォンソ・キュアロンが、ある家族の姿を鮮やかに、そして感情豊かに描く。












押し迫ってきて気持ち的に何だか忙しない中、こんなに素晴らしい映画を観てしまってどうもすみませんという気持ちに何故かなってしまった位とても素晴らしかった‼️

こういうのを映画と言うんだよねと個人的には思います。是非全ての映画ファンに観て頂きたい珠玉の名作です。上のジャケットにありますが、本当にA RITCHLY TEXTURD MASTERPIECEです。 昨日見た某映画もたまたまモノクロだったのですが、チープだし感情移入も殆どできず見ていてとても白ける映画だったので、今作を見て才能がある人が地に足を着けて映画を作るとこういう素晴らしいものができるのだというお手本の様な映画だと思いました。カメラは長回しで左右に動くだけなのですが、それがこんなにも味わい深いのかという。

解説の「ある家族」というのはキュアロン監督自身の子供時代の家庭で、その時のお手伝いさんが主人公で、彼女に捧げられた映画です。ローマというのはイタリアのローマではなくて、当時キュアロン監督一家が暮らしていた場所の地名だそうです。
お手伝いさんは現在74歳で、監督はこの映画を作るために彼女に詳細なインタビューをしたそうで、この映画で描かれていることは90%真実だそうです(出典町山さん)。

ほぼ真実と思って見ると尚更感慨深いですね。

キュアロン監督はこの映画は「作らなければならない」と思って作ったとのことです。自分が白人に生まれたことでどれだけ恵まれていたか。お手伝いさんや自分の母がどれだけ苦労していたかを当時は何も知らなかったが、大人になった今なら分かる(出典町山さん)。

この動機(作らなければならない。当時のお手伝いさんにこの映画を見てもらう為に)にとても感動しました。

お手伝いさんが子供を産むのですが、出先で破水して一緒にいた彼女の雇い主と共に病院に駆け込むシーンがあります。病院の受付が雇い主にお手伝いさんの情報を色々訊くのですが雇い主は何一つ答えられないのです。お手伝いさんが一人の人間として尊重されていないことを象徴しているシーンでした。

私が一番好きなシーンはクレオ(主人公)が、街中を走るシーンです。当時の街並みがとても興味深くどこを見ても面白いです。彼女が走る後ろの景色で一つの店だけ雨(水だけど)が降っていたりする演出がとても楽しいです。
それとクレオが「私の町(故郷)に似ている匂いと音がする」と微笑むシーンが素敵でした(一番下の画像)。

キュアロンと言えば私的には『天国の口、終わりの楽園』。あれは衝撃でした。何たって両手にイケメンですもの。女性には正に夢のシチュエーション😍じゃなくて(笑)。凄い話だったからぶっ飛んだのです。こういう人生もあるのかという。
今作も数ヵ所ぶっ飛んでると言うか、えーーー😧💦💦というシーンがありました。どうもこの人は究極のシチュエーションを描きたいというのが根底にある様な気がします。


今作はアカデミー賞外国語映画賞にノミネートされるであろう『万引き家族』の最強ライバルだそうですが、両方見たけど私がアカデミー会員なら今作の方に一票入れます。万引き家族はインパクトのある映画と思いましたが、世界観に共感できなかったので。


何故今作は普通に劇場公開されないのでしょうか?こんなに素晴らしいのに。映画館で観たいという人は沢山いるのではと。私もやってたら絶対観に行きましたよ❗

ヒューマンドラマ好きな方是非。
エンドクレジットの余韻もしみじみ素晴らしいです。


★★★★★★★★★


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