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永遠の僕たち


 
 
2011  アメリカ 90分
 
 
「ミルク」「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」のガス・バン・サント監督が、死にとらわれた若者たちの愛と再生を描いた青春映画。交通事故で両親を亡くし臨死体験をした少年イーノックは、それ以来、自分だけに見える死の世界から来た青年ヒロシを話し相手に生きてきた。そんなある日、イーノックは難病で余命3カ月を宣告された少女アナベルと出会い、ヒロシが見守る中、残された時間を過ごす2人は輝きを取り戻していくが……。主演は故デニス・ホッパーの息子ヘンリー・ホッパー。相手役のアナベルは「アリス・イン・ワンダーランド」のミア・ワシコウスカが務め、主人公のただ1人の友人ヒロシ役で加瀬亮が出演する。
 
from 映画.com
 
 

 
 
 
隣町の館で3週間限定上映していて気になってたので最終日に駆け込みで観てきました
 
もっとドラマチックな切ない内容なのかな~と思ったのですが割と淡々としていて私の感覚では一言で言うと絵本の様な作品という印象でした
半バーチャル、半現実という感じでどちらかと言うと雰囲気ものかな
難病ものだけど患者がもがき苦しむシーンも無いし不運を嘆くわけでもなく終始淡々としているところが現実感が無いあたりが
イーノックの苦悩もあまり伝わって来ない
(ついでにヒロシの戦闘服もどうもリアリティ-が無い様な・・・)
 
 
でもこの作品はそれでいいんだと思う
クレジットに『デニス・ホッパーに捧ぐ』とありデニスの息子さんが主演ということであえてシリアスにせず夢物語的に仕上げたのかな~なんて思いました
 
絶対お薦めと思うような作品ではないけどでもこの人の作品て人物の表情を見ているだけでその人の考えてることが分かるなぁというところが私は好きだし絵も綺麗なのでそれだけでも観ても損は無いかもしれません
 
観終わったときは特に特筆すべきところの無い作品(悪くないけど)と思ったけど時が経つごとに余韻が残る感じがします
 
一番のポイントはミア・ワシコウスカさんの透明感ではと
天使のようなイメージの人です
この人は何処かで見たことあると思ったら『アリス・イン・ワンダーランド』のアリスなんですね
アリスはドラゴンと戦わねばならないという過酷な運命を受け入れ勇ましく戦っていましたが今作でも同じく過酷な運命を受け入れる役なので面白いな~と思いました^^
ですがこちらのアナベルは水鳥をこよなく愛す普通の女の子です
アリスのときはロングヘアでしたがアナベルはベリーショートで新鮮でした
因みにベリーショートもよく似合っていました
彼女があまりにも可愛いので他の俳優さんがおまけの感じがしてしまいました(^_^;)
 
お相手のイーノック役がデニス・ホッパーの息子さんですが初めて見た瞬間お父さんに超そっくりだな~と思いました
今作がデビュー作みたいです
オファーが沢山あった中でこういう作品(ロボットと戦う様な作品ではなく)をデビュー作に選ぶというところがセンスいいな~と思いました
今後に期待♪
 
加瀬さんは零戦のパイロットで殉職したゴースト役ですが私は戦争についての知識は無いですが零戦のパイロットは若いというイメージがあります
加瀬さんはそれにはちょっと年齢がいっているのでは?という疑問がありましたが演技はさすがにそつがなかったです
英語も流暢だなと思いました
7歳までアメリカ育ちだそうですね
これを機にガンガン海外でも活躍してほしいですね
 
私はガス・ヴァン・ザント作品と言えば真っ先に浮かぶのは
my own private Idaho
です
これを観たときショックだったしどっと哀愁を感じました
重くてどうしようもなく切ないところが好きです
 
この作品(永遠の僕たち)もテーマは重いのですが半分夢物語の様に描かれているところが好みは分かれるかもしれません
 
 

 
 

 
 
因みに原題のRestlessは落ち着かない、不安な、眠れない、休めない、絶えず動いている~等の意味で作品の内容にピッタリだと思います
邦題は分からなくも無いけどやっぱり原題のままの方が百倍いいと思います
 
因みにこの作品を見ていて思い出した作品は『未来を生きる君たちへ』『死ぬまでにしたい10のこと』『ウォーク・トゥ・リメンバー』等
 
こういう作品を見るとやっぱり人生って長さじゃないなとか何気ない日常の景色を見れる時間も有限なんだよねなんて思います
 
 
 
映画館にて
 
☆☆☆☆☆☆

コメント

No title

追記。

沢山ナイスありがとうございました❗

嬉しいです😆💖

ナビィさんがナイスしてくれた記事を自分でも読み返してしまいました😆
私こんなのも書いてたんだっけ?と新鮮でした😅

No title

ナビィさん

悲しい話だけど重々しくない作りなのであまり落ち込みませんでした。

こんなにショートヘアが、似合う人はいないなと思いました💓✨

デニスの息子さんどうなのでしょうね?あとで調べてみます☺

No title

主演のふたりが瑞々しくって、それだけで当時得した気分になりました😊
デニスホッパーの息子さん その後活躍されているのかな
コチラで見て久々に思い出しました❗️

No title

かずさん


初めまして
ようこそお越しくださいました
(*^_^*)


はい、ラストのイーノックの笑顔よく覚えています
満足そうでしたね

マディソン郡の橋は4日間でしたよね
タイタニックも数日間だったと思います
愛は長さじゃないんだなって思います

No title

彼らが一緒に過ごした時間は3ヶ月だったかもしれないけれど、二人にとっては永遠でしたね。
それをラストシーンのイーノックの笑顔から垣間見ました。
素晴らしいラストでした。

No title

ちゃーちゃんこんにちは(^-^)


この作品詩的で良かったですよね

No title

ちょっとご無沙汰~!
・・・で、私も先日観てきたのでぜひTBよろしくです!凸

No title

tedさん

オープニング確かに素晴らしかったです
あれがこの作品の肝だと思いますね

>ガス・ヴァン・サントの映画は確かに当たり外れが激しいかも^^;

そうですね~
サイコでワースト監督賞獲ってましたね(^_^;)
エレファントは実話ベースなので不幸な話なので見る機にならず未見ですがヴァン・ザントが得意な題材だな~と思います

No title

これは見たい映画なんですよね~^^
オープニングを絶賛している人がいましたが、それが見たいです!
ただ、ガス・ヴァン・サントの映画は確かに当たり外れが激しいかも^^;
個人的には一番「エレファント」が一番良い作品だと思うんですけどね。

No title

Eさん


デニス・ホッパーの息子なかなかいい感じでしたよ
(o^_^o)
加瀬さんも良かったです


「お辞儀」は美しい日本の習慣だと再認識した作品でした

No title

デニス・ホッパーの息子ってだけで、
みてみたいですぅ♪
加瀬亮もでてるのですね!

No title

りゅうちゃん


アナベルはヒロシが見えないのでイーノックが両者の通訳している場面がユーモラスでちょっと歯痒いんですよ
(o^_^o)


りゅうちゃんから見てもこの様にベリーシーョトが似合う人はなかなかいないのではないでしょうか

No title

かみえるしゃんが彼女を天使と表現してるのが解るような気がしました。
写真で見ていても透明感のある子だな~って思いました

ストーリーの説明を見ていて、あの世とこの世との話しとか、加瀬さんがそれぞれの場面でどのように登場してるんだろう・・とか興味が湧きました。
切ない感じで心に残りそうな感じがするな~って思いながら読ませていただきました

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三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
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