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ひまわり




2000  121分 日本


 「二十才の微熱」の袴田吉彦と、「カンゾー先生」の麻生久美子主演によるノスタルジックな青春ドラマ。海難事故で行方不明となった同級生の葬式で再会したクラスメートたちとの思い出話を通して次第に甦る切ない初恋の記憶と過ぎ去ってしまった青春の日々への憧憬をセンチメンタルに綴る。
 輝明は、海沿いにある故郷を離れて、東京で暮らしていた。そして今日も、同棲中の恋人、由香里と些細なことで喧嘩をしていた。テレビでは海難事故のニュース。そこで輝明は、小学校のクラスメートだった真鍋朋美が行方不明になったことを知る。しかも、数日前の留守中に、彼女から電話があったと由香里が言う。輝明は戸惑いながらも葬式に出席するため故郷に戻った……。

allcinemaより




この映画の画像が殆ど見つかりませんでした🙇有名監督作品なのに不思議ですね。因みに行定監督の初の劇場公開作だそうです。

とても不思議な映画でよく意味が分かりませんでした。

☆☆☆ネタバレ注意☆☆☆

冒頭のTVのニュース。画面に写し出された海難事故の犠牲者の名前が、主人公以外の全員なのです😦

おそらく主人公(輝明)も亡くなっていると思うのですが、まだ遺体が発見されていないのかなと思いました。だとしたら行方不明者として報道される筈ですがそれが無いのが何故か分かりませんでした。
もう亡くなっていると仮定すると、このTVのニュースを見ている主人公はもう亡くなっているのです。そこから同級生たちと故郷に帰って朋美の葬儀に出席するのですが、葬儀自体が死後の世界ということになります。輝明の昔の朋美への想いや、同級生たちとあれこれ昔のことを回想するのも全て死後の世界のこととなります。
そもそも朋美の葬儀も遺体無しで行われます(遺体が発見されていない。その時点で死亡として報道されるのが不思議です。それなら何故主人公の輝明は何も報道がないのでしょうか?彼も皆と一緒に行動していたからです。意味が分かりません)。葬儀の日に警察から遺体が上がったので確認に来てくださいと連絡があり、両親と同級生二人で確認に行ったのですが遺体は朋美ではなかった。遺体が発見されていないので「朋美はまだ生きているかもしれないね」「そうかもね」などという会話が仲間内から聞かれる。彼女は生きている?でも死亡と報道が出ている。それともこれは空想の(死後の?)世界で、現実世界では遺体は上がっているのか?最後まで説明が無いので全く分からない🤷

輝明は朋美が同級生ということさへ忘れていたが、朋美の死をきっかけに朋美を好きだったことを思い出していく。その描写が切なかった。特に日蝕の時輝明の方を振り返った朋美の顔が光に包まれてよく見えない。あのシーンは最高だなあ。如何せん画像(画質)が全体的に美しくないのだけれど。20年前の映画ってこんなに画質が悪いの?と驚いた。因みに16ミリからのブローアップとあったので私が感じた違和感はそのせいなのだろうと思いました。
ドッヂボールのシーンなども今の人は分からないけれど、昭和に子供時代を送った人は誰もがやっていたと思うので胸キュンの人も多かったのではと。

何気に豪華キャストなのもびっくりでした。時の流れを感じたのは俳優さんたちのその後。男性の方はその後も成功している人も多いですが、女性の方は麻生さん以外は今姿を見ない人が多いです。可憐な美少女だなと思った小学生時代の朋美を演じた渋谷桃子さんはもう引退しているのですね。残念。

☆☆☆完全ネタバレ注意☆☆☆

ラストシーン。皆で喪服姿で砂浜にいる時に輝明の携帯が鳴り、輝明が少し離れた砂浜の上に置いた上着の中から携帯が鳴っていることに気づき、そこまで来て携帯を上着から出して、電話に出る瞬間に終わります。

電話は輝明が同棲している彼女からです。私はこのシーンを見た時に、輝明は意識不明でいたが、この電話をきっかけとして現実世界に戻ったのだろうかと思いました。或いはこの電話は現実世界から黄泉の国にかかっており、輝明のGFはこの時実際に輝明と話したが、現実世界では輝明はその時既に死亡したことになっており、これが最後の会話になった。
とか?(・_・;?

考えれば考えるほど意味が分かりませんでしたが、ユーミンの歌の様に「あてもなく歩くこの街も(久しぶりに帰ったこの街も)去る日は涙が出るわ」な切ない内容でした😢

因みに行定監督の作品はあまり多くは見ていないけれど、個人的には『GO』が最高でした。
最近は『ナラタ-ジュ』を見て劇中に登場するヴィクトル・エリセ作品を観たいなあと思いました。

★★★★☆

コメント

No title

パンサーさん

これはWOWOWで放送されたと思いましたが、私もあのひまわりかと思ったらこれで、ストーリーが面白かったので録画して見てみました。

興味深い話でしたが、きちんとした説明がなかったのでそこが残念でした。

No title

こんにちは。

デ・シーカの「ひまわり」ではなかったのですね。

DVDのジャッケットに”陽のあたる場所を探している”と書かれているので、もしかすると主人公自身も海の底にいるような気がします。映画を観たわけではないので、かみえるさんのレビューを読んでの、個人的な想像に過ぎませんが。

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kamieru

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