FC2ブログ

記事一覧

フラワーズ




2014  99分 スペイン




Netflixより














この動画はYouTubeに飛ばないと見れない様です。トレイラ-は幾つかありましたが、これ以外は字幕が英語ではなかったので、英語が一番分かりやすいと思って英語のを貼りました。


Netflixにて鑑賞。Netflixは登録時に自分の好みのジャンルを訊かれるので、それに答えると各作品と自分とのマッチ度が表示されるのですが、今作は98%だったのと、ストーリーが気になったので見てみたら実に100%好みでした。個人的には掘り出し物でした✨✨✨

始め何処の国の作品か分からず(Netflixでは表示されないので) 、どう見てもヨーロッパの作品と思いましたが、言語が聞いたことのないもので、これ何語なんだろうと思いながら見ていました。制作者の名前を見るとスペインかなと思いましたが、これスペイン語じゃないしなあと。
('_'?)と、途中で「バスク地方では○○と言うのよね。」という台詞でピンと来ました。これバスク語なんだと。
初め『フラワーズ』で検索しても無くて(それだとタイトルにフラワーズと付く違う映画が沢山ヒットしてしまう)、冒頭に作品名が出なかったので検索のしようが無かったのですが、最後にLoreak(原題。バスク語で「花」)と出てやっと分かりました。因みに監督がバスク地方出身の人の様です。スペインのアカデミー賞ゴヤ賞に最初にノミネートされたバスク語の作品だそうです。imdbでレビューが2つしかないマイナー作品の様ですが、とても味わい深いのでヒューマンドラマが好きな方は機会があったら見てみてください。お勧めです。

建設現場で事務員として働くアナは更年期障害で辛い日々を送っていた。夫とも倦怠期な雰囲気。そんなアナにある日美しい花束が届く。カードは無く差出人は不明。アナは夫からと思いお礼を言うが、贈り主は夫ではなかった(「なんで僕が?なんの為に?」という夫の言葉に二人の関係性が見てとれる)。その後も毎週木曜日花束は届けられた。アナはいつしか花束を心待ちにする様になり、花の魔法で気分もアップした。しかし夫は逆に不機嫌になった(毎週となればそうでしょうね)。アナは自宅に届く花束をクローゼットに隠したあと職場に持ち込み、自分の机の上に飾る様に。相変わらず贈り主は不明。ある日アナの大切なペンダントが紛失。婚約時に夫からもらったもので、肌身離さずつけていた。出勤時にはあったので職場で無くしたと思われ、金属探知機を使って探すも見つからず。ある時アナの同僚男性が交通事故で亡くなった。それ以降花束も届かなくなった。そこからアナ、男性の妻、男性の母の人生が交錯していく。


脚本が最高です。たかが花。されど花。花が人生を変えることもあるのです。人物描写と映像がとても丁寧に作られています。(レビューでは展開が遅いという意見が複数あったが私は全くそう思わなかった。)役者たちの演技も良い(特に主要女性3人)。男性の妻と姑が非常に折り合いが悪くそこも見所。花の盛衰と共に登場人物たちの人生も刻々と変化していく。そして穏やかな気持ちになれる結末(人間万事塞翁が馬)。人生はやっぱり美しいと思わせてくれる。彼らの全てを黙って見ていたのは傍らにいた花たちです。

時々タイトルの意味が分からないという映画がありますが、この作品程ぴったりなタイトルはないだろうなと思いました。

アナの職場の同僚がクレーンのオペレーターで、いつも地上何十メートルのところにいて、そこから双眼鏡で色々なところを見下ろしているのですが、俯瞰で見る光景って別世界のおとぎ話の様に見えるのかもしれないなんて思いました。

先も書きましたがヒューマンドラマが好きな方には是非見て頂きたい作品です。バスク語の不思議な響きも楽しんでください。

エンドクレジットの画面はシックな美しい花柄で、美しい音楽に乗せてその色が変わっていく様もまた美しいです。初めから終わりまで美しい作品です。

★★★★★★★★★

コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kamieru

Author:kamieru
かみえるです☺️🌷
三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
映画や猫、テニス(錦織くん)、
日常のことを書こうと思います。
ご訪問、コメント歓迎です❤️
よろしくお願いします☺️✨

月別アーカイブ