邂逅/めぐり逢い
- 2019/04/17
- 08:48
1939 87分 アメリカ
実際に見て驚いたのはアイリーン・ダン。テリーの役柄は彼女の方が合っていると思いました。しかも歌唱力が凄い👀💡そしてとても美人✨デボラ・カーは勿論何も言うことはないくらい素敵ですが、この役はアイリーン・ダンの方がより適役だと思いました。
これを見てから続けてリメイクの方を再見しました。
めぐり逢い 1957
ストーリーはほぼ完コピでしたが、演出を細かく変えてあるのですね。例えばテリーが恋人の家でバルコニーに出てエンパイアステートビルを眺めるシーン。ガラスの扉を開きその扉にエンパイアステートビルが映るのは同じなのですが、オリジナルの方が向かって左開き。リメイクの方は右開き(逆だったらごめんなさい😅)。扉に映るエンパイアステートビルの大きさが違う。みたいな本当に細かいところですが。私が好きだったのは船の中のバーを立ち去る時に、オリジナルの方はテリーが野次馬の髪に息を吹き掛けるのに対し、リメイクの方はシャンパンを指で掬い、それを両耳につけたあとに一滴野次馬に指を弾いて飛ばすところです。お洒落でした🍷✨それとテリーとミシェルが最初に会話を交わすシーンはオリジナルの方は船の中の丸い窓を挟んで話すのが素敵でした。そういう細かい違いも楽しめました☺️
でも私的には初めにリメイクを見たときのケーリー・グラントのカッコ良さが強烈だったので、それはシャルル・ボワイエには悪いけど再見しても変わりませんでした(勿論シャルル・ボワイエも良かったですが)。でもケーリー・グラントってこんなに色黒だったっけ?と思いましたが。あと子供たちの合唱のシーンはオリジナルの方が良かったです。映画としてはやっぱり両方とも素敵でした。
それにしてもこの映画って何がいいってやっぱり脚本ですよね。お互いの連絡先も訊かず只半年後に待ち合わせの約束。ここが肝ですよね😭💘今の時代では有り得ない。お互いの連絡先を交換しなくても今は外野から情報が入ってきてしまうので。『クレイジ・ーリッチ!』でレイチェルとニックがニューヨークで一緒に食事しているのを目撃した女子の発信から瞬く間にシンガポールまで広まってましたから🌏😮(笑)。情緒も何も無い時代ですね。
因みに邂逅の方は動画配信サイトの見放題で見たのですが、めぐり逢いの方はフリーのものは無かったので有料で見ました。60年以上経っている映画が今でも有料でないと見れないというのが凄いなあと思いました。流石に天下の名作ですね。
やっぱりメロドラマは最高ですね。その一言です。
★★★★★★★★★