FC2ブログ

記事一覧

メゾン・ド・ヒミコ

201905132358182bf.jpg



2005   131分 日本

ゲイのための老人ホームを舞台に、癌で余命幾ばくもないゲイの父親とその若い恋人、ゲイの父を長年嫌悪してきた娘の三者を中心に、ホームに集う年老いたゲイたちが織りなす人間模様を優しく描いた感動ドラマ。「ジョゼと虎と魚たち」に続いて監督の犬童一心と脚本の渡辺あやが手を組んだコンビ第2作目。主演は「この世の外へ クラブ進駐軍」のオダギリジョー、「世界の中心で、愛をさけぶ」の柴咲コウ、「たそがれ清兵衛」の田中泯。
 ある雨の日、塗装会社で事務員として働く24歳の女性、吉田沙織のもとに一人の若い男性が訪ねてくる。岸本春彦と名乗るその男性は、沙織が幼いときに家を出ていった父、照雄の現在の恋人だという。有名なゲイバー“卑弥呼”の二代目を継ぎ成功した照雄は、その後店を畳んで神奈川県大浦海岸近くにゲイのための老人ホーム“メゾン・ド・ヒミコ”を建て、運営していた。春彦は、その父が癌で死期が近いことを沙織に伝え、ホームを手伝わないかと誘う。自分と母を捨てた父を許すことができない沙織だったが、破格の日給と遺産の話しに心動かされ、ついにはホームへとやって来る…。

allcinemaより

201905132358288da.jpg2019051323583661c.jpg201905132358448fe.jpg

下の方の動画。冒頭の1950年代の銀座の風景、如何にもその時代に撮った様なノスタルジックな写真にとても魅せられました。当時のゲイバーの本当の写真かと思ってしまいました。

この映画を見たのは柳澤真一が見たかったからです。と言うのは私はラジオ星人なのですが、最近度々ラジオで柳澤さんが出ていて、『兄消える』の宣伝をしていました。総理大臣賞を授与された伝説の人だそうですが、存在を知りませんでした。今も現役でステージに立って歌われているそうです。特にラジオ深夜便で芸能界に入ったきっかけや、エノケンさんに可愛がられた思い出など、朗らかに話されていたのがとても素敵で興味を持ちました。
兄消える(八月の鯨を彷彿とさせるというキャッチコピーに惹かれます)はとても見たいですが、残念ながら私在住の県に来ないようなので、後日ネットかTVで見ることになりそうです。因みに柳澤さんは、今作を遺作と思うが、素晴らしい作品で満足しているという旨のことを仰っていました。

動機はそういうことだったのですが、今作は見てみたら私の好きなタイプの映画でした。私は元から「お姉さん」と言われる人が好きで、昔ほんの少しですがゲイバーに行っていたこともあったので基本的に大好きな世界です。
でも死に行く父親に娘が対峙する話なので、コミカルに描かれてはいましたが根底はシリアスでしたね。春彦や沙織はまだ若いですが、このホームに暮らす人たちの人生は余生であり、照夫は正にdyingの状態です。なので一人の人間の死に様を描いている映画として考えさせられるものがありました。昔私の知人が言っていた「人生は生き様じゃなくて死に様だよ。」との言葉がこの映画を見ていて思い出されました(因みに知人は女性です)。

照夫の場合家庭を捨ててゲイの道を貫き、我が人生に悔い無し。捨てられた娘は父を憎む。捨てられた妻は苦労はしたが、娘とはまた違う価値観。春彦は照夫で愛を知った。ホームのある地に住む中学生の少年は春彦との出逢いで新しい世界に目覚めた。ルビイは倒れたことから家族と再会。そして沙織もメゾン・ド・ヒミコでの時を経て人の温もりを知った(ピッピキピー✨)。色んな人生模様がありましたね。

でも物語的に中途半端だったし(結局ホームの経営難はどうなるの?)、非現実的でしたね。あれだけゲイの人たちを罵倒した沙織がまた暖かく迎え入れられるのはちょっとあり得ない(使用人なのに。卑弥呼の娘だけど)。エピソード的にはいいけれど違和感があった。経営難なのに壁を自ら汚すのもあり得ない。あれ(塗装)結構な出費でしょう。とか言ってると映画にならないというのは分かるけど(^^;

オダギリジョーの美しさは目の保養になった。これだけ美しければ世界中のどこに行ってもモテるね(はいはい)。半田の気持ちも分かる。でも演技は下手だなあと思ってしまった。(近年の作品ではそういう風に思ったことはないですが)。柴咲コウのすっぴんは女優魂を感じた。ホームの人達のキャスティングがとても濃くて絶妙でしたね。ルビイさん役の俳優さんのお名前が歌澤寅右衛門(うたざわとらえもん)さん。ギャップが凄い。ピーターが池畑慎之介さんなのを思い出します。(因みにピーターさんという芸名は最近卒業されたそうですが。)話がずれてごめんなさい(^^;

卑弥呼の病床にあっても見事なネイル💅✨と優雅な衣装が素晴らしかったです。女だなあと。以前イッコーさんの密着番組で、仕事(人様のメイク)中は前掛けして裸足で仕事してたけど、自分がカメラの前に立つ時は、完璧なヘアメイクでハイヒールを履いているのを見て、女だなあと惚れ惚れしました。私は女だけどずぼらなのでとても真似できません。

☆ネタバレ注意☆

私が特に好きだったエピソードは沙織のママが離婚後も沙織に内緒で卑弥呼の店に時々行っていたことです。貧困生活だったけど、その時だけはいつもとびきりのお洒落をして。卑弥呼曰く「そういうところが可愛い人だったのよ。」
何て素敵😭ママを可愛い人だったと言える卑弥呼もとても可愛い人😢💘

犬童監督の作品はあまり見ていませんが、『ジョゼと寅と魚たち』は生涯忘れられない作品です。

★★★★★




コメント

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kamieru

Author:kamieru
かみえるです☺️🌷
三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
映画や猫、テニス(錦織くん)、
日常のことを書こうと思います。
ご訪問、コメント歓迎です❤️
よろしくお願いします☺️✨

月別アーカイブ