3Dが吹き替えだったので2Dで観たのですが監督は当初から3D構想だった様なのでこれから御覧になる方は3Dで御覧になるのがよろしいかと思います
オスカーで5部門受賞しているだけあり映像、音はさすがに素晴らしいと思います
個人的には美術と視覚効果が(2Dで観ても十分)素晴らしいなと
役者さんもそれぞれ素晴らしかったですし素晴らしいヒューマンドラマなので一人でもカップルでも家族でも楽しめると思いますが個人的には深い感動はありませんでした
その一つの理由は邦題と内容が合っていないことに違和感が大きかったこといいお話ですが全体的に地味だし超感動したという感じではないので(特に私の様にヒューマンドラマをこよなく愛する人間には物足りないです。まぁ子供向け映画でもあるので仕方ないのかな)
因みにIMDbのユーザーレヴューでは「映像は素晴らしいが特に感動しない」というレヴューが多かったように思いますが私もどちらかというとそういう印象でした
勿論どこの映画サイトでも色々なレヴューがあるので☆10個付いてるレヴューもありましたが
それから『ニューシネマパラダイス』と比較しているレヴューも結構あったように思いましたが個人的にはニューシネマパラダイスの方がずっと感動的です
違いはHUGOはファンタジーの要素が大きい分リアリティーが薄れるのかなと
ニューシネマは殆どドキュメンタリーの様なタッチなので
俳優人もそれぞれ素晴らしかったと思います
個人的に面白かった点はベン・キングズレーとレイ・ウィンストンが共に出演していたことです(劇中での接点はありませんでしたが)
この二人がかつて競演した『セクシー・ビースト』という作品が私は大好きなのですがこの二人が同じ作品に出ているということを再び発見してへぇ~と思いました
この作品(セクシー・ビースト)中でのベン・キングズレーは血が通っていない超恐ろしいマフィア役でレイ・ウィストンがそれに苦悩する役でした
ジョルジュ・パパとは正に正反対の役柄でしたがインパクトとしてはぶっちぎりでした
因みにセクシービーストは日本ではマイナーみたいですが凄く面白いのでお薦めです
日本の映画サイトでは存在自体が無かったりするけどIMDbでは高評価レヴューが沢山ありますのでご興味のある方はチェックしてみてください
話をHUGOに戻しますがこの作品で一番の収穫は1930年代のパリ、メリエスさんとその時代の映画の雰囲気を感じられたことです
あと一番感じたのは監督さんの映画創成期の先人たちへの敬意と映画への深い愛でした
私は個人的にはあまりハマりませんでしたがとても良くできた作品と思いますしオスカー5部門受賞も監督の力量あってこそだと思いました
映画館にて
☆☆☆☆☆