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芳華-Youth-

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2017   135分 中国

「女帝 [エンペラー]」「戦場のレクイエム」のフォン・シャオガン監督が「シュウシュウの季節」「妻への家路」の原作者ゲリン・ヤンの同名小説を映画化したノスタルジック青春群像劇。1970年代の激動の中国を舞台に、軍の歌劇団“文芸工作団(文工団)”に所属する若者たちの美しくも切ない青春模様を綴る。主演は「空海―KU-KAI― 美しき王妃の謎」のホアン・シュアンと映画初主演のミャオ・ミャオ。文化大革命末期、17歳のシャオピンはダンスの才能を認められ文工団に入団する。周囲になじめなかったシャオピンだったが、唯一優しくしてくれる模範兵リウ・フォンに秘めた恋心が芽生えていくのだったが…。

allcinemaより

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原作小説は未読です。観ながらずっと『妻への家路』を思い出していたのですが、同じ原作者でした。

私たちが日本で平和な時代を生きていた時のお隣の国でのお話。正に激動の時代を駆け抜けた若人たちの悲喜交々。

いやー。。。久しぶりに映画館でボロボロ泣きました😭何だか自然と涙が溢れて止まりませんでした。とても素晴らしかったです。本当に見て良かった。

文工団の女性たち(特にダンサーたち)が輝いていてとても眩しかったです。物語はダンサーで、後に記者として前線に送られたシャオが語り部となり、彼女の回想録として綴られていきます。一応主人公はリウ・フォンとシャオピン(一番下の画像の二人)ですが、他の複数の人たちもフォーカスされており、所謂典型的な青春群像劇という印象です。

日日自分の芸を磨きながらも青春だから恋もする。けれどこれがなかなか儘ならない。時代的背景もあるし、いつの時代も想う人には想われずは常で。家柄の違いによる差別も。そうこうしている内にも時代は大きく変化してゆき、それぞれの運命も分かれていく。

リウとシャオピンの純粋で不器用な生き方が印象的だった。彼らはそれ故に自分を追い詰めてしまう。言い方は悪いけど「正直者は馬鹿を見る」という言葉が頭に浮かんだ。リウにはエリートコースもあったが彼には興味が無かった。自分の気持ちに正直故に。一方◯◯(某女性団員)を見ていたらこの歌詞が頭に浮かんだ。♪かわいいふりしてしてあの子、わりとやるもんだねと♪(@_@)
彼女は美人でモテモテ。町のお金持ちとちゃっかり恋愛もしていたみたい。でもシャオピンをいじめていたしもっと酷いこともした。そして変わり身も誰よりも早かった。彼女を見て思った。人生はずる賢くて、ちょっと位適当な方がうまくいくんだなって。そして美人はやっぱり得。家柄がいい人たちも最終的には良い暮らしを手に入れていました。世の中ってやっぱり不公平。

でも心に残るのはやっぱりリウやシャオピン、シャオなのです。
シャオピンの人生は他の人よりかなり辛いものだった。生い立ちが不幸で家族にも蔑まれ、文工団に入ればまともな暮らしができると思ったが、ここでも苦難が続いた。心の支えのお父さん(革命分子として囚われの身)にも会えない。
でも彼女は運命を受け入れた。見事だった。

彼女がパジャマ?で一人踊る姿とリウとベンチに座るシーンの彼女は天使にしか見えない。

一部大分端折られいて説明不足の感は否めませんが(そこは『妻への家路』の方が丹念に描かれているかも。妻への家路も好きですが、こちらの方が百倍泣けました。)それでも観る価値はあると思います。私はもう一度館に行こうかと思う位好きでした。

今作を観ながら思い出していたもう一つの映画は『ラブストーリー』(2003 韓国)です。私が人生で一番泣いた映画です。こちらも輝ける青春の記憶、愛した人が戦争へ行くなど共通点があります。人生は走馬灯の如しという切なさも😢

輝ける青春と言えばそのものずばりが邦題のイタリア映画がありました。こちらも2003の作品で、1960年代から現在まで続く物語というところも共通しています。両方とも大好きな作品で、共に感動的ですが、一番泣けるのはダントツで『ラブストーリー』です。

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タイトルが切れてしまいましたがthe best of youthです。

芳華は全ての人の輝ける青春に捧げられた作品です。是非今作を見て眩しい青春を懐かしんだり、人生を顧みてみては如何でしょうか😢✨

団員たちがカセットテープレコーダーでテレサ・テンを聴くシーンがノスタルジックで素敵だった(リウとシャオピンのダンス画像の上の画像。恋の朱)。
迫力満点の戦闘シーンも必見です。戦闘シーンでも何故か涙が止まらなかったのは初めてだった。

★★★★★★★★


コメント

ひささん

多分私の好みではないかと思い、観に行きましたが大当たりでした。
よくこういう作品を普通のシネコンでやってくれたなと思います。

原作者のゲリン・ヤンは本人が文芸兵(ダンサー)で、戦地に記者としても行っているので、シャオは本人がモデルですね。

No title

こんばんは。
青春という意味なんですね。「妻への家路」はいい映画でしたが何故かレビュー出来ませんでした。中国ではテレサ・テンはとても人気がありますね。「ラヴソング」では彼女の歌が映画のポイントになっていました。

まうさん

これ台湾映画ではなくて、中国作品です。
突っ込みすみません。😑

観れて幸運でした。
台湾、中国作品共に殆ど館では上映されませんね。残念な限りです。そう言われてみればミニシアターでもほぼ来ませんね。県内だとおそらくキネ旬だけかな。キネ旬遠すぎて生けません😢千葉劇場では殆ど見ない。ローカルネタですみませんが。
なんでこういう素晴らしい作品が上映されないのでしょうかねえ。
人々が観たいのは邦画かハリウッドの娯楽作品なんですよね。
悲しい😢

この映画、みたかったけど時間が会わなくパスしてしまいました。
かみえるさんのレビュー読むと、やはりみておけば良かった!後悔してます😭
台湾映画は時々、魂の煌めきのような作品に会えるのであーもう、残念。

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三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
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