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殺し屋

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2018     104分  アメリカ

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U-NEXTより

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ロン・パールマンて誰ですか?と思いましたが、幾つか出演作品を見ていました。いずれも脇役であまり記憶にありませんでしたが、そういえばデルトロの『クロノス』に出ていたのを思い出しました。代表作は『ヘルボーイ』(未見)と思います。ヘルボーイは映画会社は彼の主演に難色を示したが、デルトロが絶対彼でと譲らず、パールマンが主演。結果成功したということです。本作の監督は『メンフィス・ベル』『ジャッカル』『ルワンダの涙』のマイケル・ケイトン=ジョーンズ。

アッシャーの渇れぶりが最高に良かったです。かつては名うての殺し屋だったが、寄る年波には勝てずある日仕事中に失態を演じ、偶然ソフィに助けられ、ソフィに想いを寄せる様になる。ソフィはバレエの講師をしていたが、彼女の悩みは統合失調症のお母さん。そのお母さんを演じるのがあのジャクリーン・ビセット。他に殺し屋業界の古株にリチャード・ドレイファス。何気に豪華キャストですね。

アッシャーがソフィをデートに誘う言葉が良かったです。「俺は毎晩自分で料理を作る。明日は二人分作る。」個人的にこの誘われ方に弱いのでヒットしました(笑)初めはスルーされますがいつしか二人は寄り添うように。余生は愛する女と静かに暮らしたいアッシャーだったがやくざな商売なのであっさりと引退はできない。若い勢力の台頭、仲間との確執はお約束ですね。それが無いとハードボイルドにならないからね。でもアッシャーは素人から見ても動きが遅いと思いました。0.001秒を競う仕事と思うのであんなに遅かったら仕事にならないだろうと。でも名うての殺し屋を偲ばせるシーンもありました。

なんと言ってもロン・パールマンの哀愁につきます。古風な男で仕事の前に独特の方法で靴を磨きあげます。仕事は単独専門。宵には一人バルコニーでワインを呑みます。その姿が哀愁を醸し出しています。この役はやっぱりお爺さんじゃないとハマらないし、それもパールマンが二枚目の容姿じゃないところが味わい深くていいです。
バリバリのハードボイルドや捻りの効いたストーリーを望む人には向かないかも。ヒューマンドラマの趣が大きいと思います。そこが好みが分かれるかな。

何とも言えないラストは微妙でしたが、個人的にはとても好きな作品でした。

★★★★★★★★

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