ビッグ・シック ぼくたちの大いなる目ざめ
- 2020/04/11
- 22:58

2017 120分 アメリカ
口コミで全米サプライズ・ヒットとなり、数々の映画賞も賑わせたジャド・アパトー製作の感動ラブ・コメディ。人気コメディアンのクメイル・ナンジアニが、自身と妻エミリー・V・ゴードンとの馴れ初めにまつわる驚きの実話を、エミリーとともに脚本を手がけ、自ら主演して映画化。白人女性と恋に落ちたパキスタン系移民のクメイルが、まるで文化の異なる家族と恋人のはざまで揺れ動くさまと、思わぬ障害に直面した2人の恋の行方を、移民を巡るアメリカ社会の実情とともにユーモラスなタッチで描き出す。共演はゾーイ・カザン、ホリー・ハンター、レイ・ロマノ。監督は「ドリスの恋愛妄想適齢期」のマイケル・ショウォルター。
パキスタン生まれ、シカゴ育ちの青年クメイルは、弁護士になってほしいという両親の期待とは裏腹に、ウーバーの運転手をしながら駆け出しのコメディアンとして小さなクラブのステージに立つ日々。そんなある日、大学院生のエミリーと出会い、たちまち恋に落ちる。しかし厳格なイスラム教徒の両親は、息子の結婚相手は自分たちが決めるものと考えていて、ことあるごとにパキスタン人女性をクメイルに引き合わせようとするのだった。当惑しつつも家族にもエミリーにも本当のことが言えずに優柔不断な態度を取ってしまうクメイル。そんな煮え切らないクメイルに、エミリーはついに別れを切り出す。ところが数日後、クメイルは彼女の友人からエミリーが原因不明の病で昏睡状態に陥ったとの連絡を受ける。病院に駆けつけたクメイルは、別れた経緯を知るエミリーの両親から冷たくされてしまうのだったが…。
パキスタン生まれ、シカゴ育ちの青年クメイルは、弁護士になってほしいという両親の期待とは裏腹に、ウーバーの運転手をしながら駆け出しのコメディアンとして小さなクラブのステージに立つ日々。そんなある日、大学院生のエミリーと出会い、たちまち恋に落ちる。しかし厳格なイスラム教徒の両親は、息子の結婚相手は自分たちが決めるものと考えていて、ことあるごとにパキスタン人女性をクメイルに引き合わせようとするのだった。当惑しつつも家族にもエミリーにも本当のことが言えずに優柔不断な態度を取ってしまうクメイル。そんな煮え切らないクメイルに、エミリーはついに別れを切り出す。ところが数日後、クメイルは彼女の友人からエミリーが原因不明の病で昏睡状態に陥ったとの連絡を受ける。病院に駆けつけたクメイルは、別れた経緯を知るエミリーの両親から冷たくされてしまうのだったが…。
allcinemaより
異文化恋愛➕闘病コメディ、ヒューマンドラマです。序盤は退屈でしたが、事が起こる少し前位から面白くなり、最後は感動しました。エンドロールで実際のエミリーが出てきたのを見て初めて実話だったと知りぶっ飛びました😮‼️
異文化恋愛ってやっぱり大変だと思いました。クメイルのお母さんがクメイルに、医者にならなくてもいいし、コメディアンになって恥を晒してもいいから、お願いだから宗教が同じのパキスタン人と結婚してと懇願し、クメイルが断ると「あなたは私の息子じゃない」と踵を返すシーンを見て、今の時代でもこういう習慣を当たり前としている人々は多いのだなと。あちらを立てればこちらが立たずで優柔不断な態度をとってしまったクメイルでしたが、回り道はしたけれど、本当に自分にとって大切なものに気づけて良かったです。
エミリーは感染症にかかって人工的に昏睡状態になります。今の御時世にこういうシーンを見ると本当にタイムリーで恐ろしかったですが、いい映画でした。エミリー役のゾーイ・カザンがとてもキュートでした。
ラストシーンはどの様に終わるか想像がつき、本当にその通りのシーンで終わったので、残念な様な、でも嬉しい様な気持ちになり、そしてほろりとしました。クメイルがステージに出ているのをエミリーが見に来るところは『ラ・ラ・ランド』を思い出しました。
ちょっと長いですが個人的にはお勧めします。
★★★★★★★★