
2017 110分 スペイン/アメリカ
「永遠のこどもたち」「インポッシブル」の脚本家セルヒオ・G・サンチェスが、同作の監督J・A・バヨナの製作総指揮の下、記念すべき監督デビューを飾ったサスペンス・ホラー。母を亡くし子どもたちだけになったマローボーン家の4兄妹を待ち受ける哀しくも恐ろしい運命をミステリアスな筆致で描き出す。主演は「わたしは生きていける」のジョージ・マッケイ、共演にアニャ・テイラー=ジョイ、ミア・ゴス、チャーリー・ヒートン。
1960年代末、アメリカ。母親ローズに連れられイギリスからメイン州の古い屋敷に引っ越してきた4人の子どもたち。悲惨な過去と決別し、新しい人生を歩み始めた矢先、ローズが病に倒れ、この世を去ってしまう。長男のジャックはいまわの際の母と交わした約束を胸に、妹と弟たちを守ると固く決意する。しかしそんな彼らの前に、忌まわしい過去の元凶である父親が姿を現わし、恐怖のどん底へと突き落とされる4兄妹だったが…。
allcinemaより
ジョージ・マッケイもサスペンスも好きなので見ました。面白かったです。最後までミステリーなのかホラーなのか何なのかよく分からない作りが面白いです。結局これは家族と恋人同士の愛の物語でした。とても悲しい話でした。
個人的には凄く怖かったです😣ホラー映画を見ても声をあげたりすることはほぼ無いのですが、これは思わず訳の分からない声をあげてしまい、傍にいたぬこも驚いてしまいました🙇道の横の排水口からこちらを見ているピエロよりずっと怖かったです。声をあげてしまったのは、壁に空いた穴からジェーンがアライグマにおやつをあげる為に手を入れるシーンです。穴には手を入れない方がいいです。何が起こるか分からないから|д゚)😱😱
ある日事件が起こり、場面はその半年後に飛びます。その時何があったのかは分かりました。でもその後の展開は予想外でした。
途中で私の大好きな某有名ゴシック映画を思いだし、なんかそういう雰囲気だなあと思いましたが、まさか本当にそういう展開とは思いませんでした。
びっくりです😮もう一つの落ちは有りがちでしたが、このストーリーには合っていました。悲しかったです😢💔
ジョージ・マッケイは困難に立ち向かう(或いは困難に倒れる)役が多く。。というかそういう役しか見たことがありませんが、それが似合います。おそらく見た目はあまり強そうじゃないけど、必死に立ち向かう姿に見る者は共感するのだと思います。本作を見てまた惚れ直しました😌💘
『永遠のこどもたち』が好きなのですが、あれと本作は根底の部分がピタリと一致しています。一言で言うと「報われなかった愛の哀しみと繋がる心」という感じでしょうか。しみじみ悲しいですが、心に残る脚本です。監督としては本作がデビュー作ということですが、なかなか良かったのではないかと思います。今後も期待しています。
因みに英語のタイトルは「マロウボーン」スペイン語では「マロウボーン家の秘密」となっています。
★★★★★★★