ナンバー37
- 2020/05/13
- 00:28

2018 100分 南アフリカ
南アフリカ共和国の新鋭N・ドゥミサが、自作の短編を長編映画化。2018ファンタジア映画祭で監督賞を受賞し、現代版「裏窓」と高い評価を得た痛快サスペンス。
WOWOWより
アマゾンプライムビデオより
ぶっちゃけ後味もかなり悪いし全然「痛快」という感じではないけど、なかなか面白かったです。やっぱり双眼鏡を通して見えるものというところがスリリングなんですよね。彼の名作『裏窓』とは監督も主演俳優もレジェンドなので比べてはいけないという感じですが、確かにシチュエーションは同じで、あれを舞台を現代のスラム街にしてギャングで色づけしたという感じですね。
結構詰めが甘い部分があり、例えばランダルの恋人パムと二人の共通の友人ウォレンは二人で仲良く歩いているのを近所の人たちは見ているので、ランダルもウォレンの友達だというのは皆知っている訳だから、ウォレンがロイヤーに追求された時点でランダルのところにもギャングたちが来ないのはおかしい。それにあんなに近くに住んでいて同じ穴の狢同士が知らないというのも不自然に感じました。それを言うならエミーとロイヤーもお互い知ってそうな感じですが。他も細部に無理がありました。
しかしあのオチは面白かったです。してやったり。でもあの後どうなるのかなあ。とにかくランダルがどうしようもない(懲りない)奴でパムが可哀相で仕方なかったです🙇やっぱり美味しい話はこの世に無いから地道に生きないとね😑
面白かったのでこの監督の次作も見たいです。
★★★★★★★