自殺への契約書
- 2020/05/14
- 20:35

1958 99分 フランス
アマゾンプライムビデオより
一言で言うと『十二人の怒れる男』in 立派なお屋敷、 レジスタンス編という感じでした‼️
面白かったです。ピカール以外はどの人も叩けば埃が出そうで怪しい。なので疑惑の矛先がコロコロと二転三転していくところが見所です。虚々実々の駆け引き。でも私は最初の方で犯人が分かりました。勘で。と言うかあるシーンで。
十二人の怒れる男の12人は、陪審員でそれ以外の関係は無い。マリーとその仲間たちは昔レジスタンスだった同士達で、殺されたのはそのリーダー。彼らの名誉の元に、友情、恋愛、お金も絡むので非常に複雑で根深い訳ですね。
役者が皆良かったです。それぞれ個性的で印象的でした。紅一点のダニエル・ダリューも素敵だった。マリーが着けているパールのネックレスとイヤリングがキラキラと自身の肌に反射する演出に見とれてしまいました。
最後まで見るとマリーの真髄が分かります。それにしてもなんと言う再会劇でしょうか。会わない方が良かったのかも。でもこれが運命と言うか宿命だったのですね。人生とは儚く虚しいものです。
個人的にはお勧め作品です。
★★★★★★★★