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岬の兄妹

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2018    89分   日本

これが長編デビューとなる片山慎三監督が、社会の底辺に生きる兄妹の過酷な運命を妥協のない筆致で描き切った衝撃の問題作。生活のために売春に手を染めた障碍をもつ兄妹のたくましくも不器用な生き様と2人の強い絆を、ユーモアを織り交ぜつつ赤裸々に綴る。主演は「ローリング」「少女邂逅」の松浦祐也と「菊とギロチン」の和田光沙。共演に北山雅康。とある地方の港町。足に障碍を抱え、リストラされたばかりの兄・良夫は、自閉症の妹・真理子と2人暮らし。妹の失踪癖に手を焼いていた良夫だったが、ある日、夜になっても帰ってこなかった妹が、町の男に体を許し1万円をもらっていたことを知る。すると良夫は、罪の意識を持ちながらも生活のためにと、妹に売春をさせ、自ら客の斡旋を始めるのだったが…。


allcinemaより


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見るのに覚悟が要る作品と思い、覚悟して見ましたがやっぱりきつかったです。

まず兄妹が住んでいる環境が寂しい。兄妹が暮らしている家とその付近が特に寂しい😢それを見ているだけで心が重くなった(ごめんなさい)。
数年前北の方に旅をした時ある海辺の街に泊まりました。ホテルは駅近くのメイン通りに面していましたが、その通りから少し入った所を歩いてみたら昭和のものと思われる建物が並び、懐かしいと言うのではなくあまりにも殺風景で筆舌に尽くしがたく寂しい光景で、夕方だったのもあってすぐに引き返してしまいました。ホテルの窓からは街全体が見渡せましたがそれも寂しい風景でした。その風景が思い出されました。

兄妹が貧困で食べるものが無くてティッシュを食べていたり、妹の足に鎖が繋がれていたり。見ている方が病みそうでした。

一言で言うと兄妹の心の闇が深いなと。妹は自閉症だけど兄も病んでますね。それを感じたのは妹に売春をさせて、それを友人にお前何やってるんだと問い詰められた時に言い訳していた時。「俺は足が悪いんだから仕方ない。妹だって楽しんでる。」まともな思考の人が言うことではない。寝ている妹に危害を加えようとしていたのも正にそうですね。小人症の男性への思考も短絡的すぎる。カウンセリングを受けるべき。食べるお金も無くてそういう状況じゃないのは分かるけどそこを治さないと何も変わらない。

レビューでも複数同じ意見がありましたがやはりリアリティに欠けると思います。まず生活保護を受けないこと。本人ができないのであれば警察官の友人が何とかするべき。問い詰めるだけで何もしないのはナンセンス。友人でなくとも近所の人が何とかするべき。

ラストも見る人任せの落ちではなくて個人的にははっきり落ちをつけて欲しかったです。カタルシスが無かったと言ってたレビューがあったけど正にそうですね。元からカタルシスは無い作品なのでしょうが。

うんこは私は笑えなかった。吐き気がしました。
いちばん吐き気がしたのは買春した男性たちの行為中の表情が切り替わっていくシーン。『リリア4ever』(スウェーデン作品。舞台はロシアで売春組織に巻き込まれる少女の話です。本当に悲惨な話です)に同じシーンがありました。その時もぞっとしました。本作の買春した客の中に妹が自閉症なので「こういう娘を連れてきたらあかんよ」と言ってた人がいたけど値段を下げたら結局買っていたのが信じられなかった。あれは駄目でしょう。それ以前に買春自体が駄目だけど。

印象に残る作品でしたが2度と見たくないです。
でもこの監督の作品は次作も見たいです。
役者も良かった。特に妹役の女優さんは素晴らしかった。

劇中に兄妹がマックで買ってきたものを貪り食べるシーンがあり、それを見てどうしてもマックのハンバーガーが食べたくなって食べました。



★★★★★

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