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Every Day

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2016  95分  日本

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Amazon PrimeVideoより

私は好きでした。半分御伽噺のようでしたが描かれていることはよく分かります。一週間しか時間が無いのに晴之は仕事帰りに友人たちと居酒屋に行ってうだうだしたりしているシーンは違和感がありましたが、そこも晴之のダメンズなところなのだろうと😑

この映画の感想を一言で言うなら「一事が万事」ですね。
昔愛に関しての格言集を見ていた中にこういうのがありました。
「愛とは戦争です。右を見たり左を見たりしている暇はありません。もしそんなことをしていたら瞬く間に愛は壊れてしまうでしょう」正確な言葉は覚えていませんがこのような内容で、私はああ本当にそうだねと思ったので、かなりの昔のことですが今でも覚えているのでした(検索してもヒットしなくてだれの言葉か分かりませんでしたが。ご存じの方はいますか?)

上の画像は晴之と咲の知人が『離婚パーティー』を開き、それに出席した帰路のシーンです。晴之は離婚パーティーでブーケトスされたブーケを受け取った友人からそれを渡されて何故か「喜ぶ」のでした。それを見た咲はこの人何なのかと。でもそれはきっかけでしかない。普段から晴之は咲の気持ちをちゃんと分かっていなかった。晴之は咲をちゃんと愛しているけれども、ただ毎日を漠然と過ごしていてちゃんと咲の気持ちにこたえていなかった。晴之本人も「だらだら過ごしてしまった」と認めています。

咲は「全然分かってない」と走りだし晴之はそれを見ているだけ。そこで事故は起こりました。

あの時追いかけて追い付いて咲の手をしっかり掴めていれば。

一事が万事。その瞬間は戻らないのです。


シリアスな話なのですが、軽めにコミカルに重々しくない様に作られています。でも見終わったあとに切なさが残ります。

僕はイエス様が嫌い』を思い出しました。あれのイエス様はとてもコミカルでした。本作にも神様が出てくるのですが、本作の神様は普通のおじさんです。両者の相違点はゆらのイエス様は一番の願いを叶えてくれませんでした(それでゆらはイエス様が嫌いになる)が、おじさんの神様は咲の願いを叶えてくれました。期限つきでしたが。晴之は大人なので運命を受け止めた様でしたが。

本作の結末は観る人任せになっています。私はアンハッピーエンディングと解釈しました。ご興味のある方はご覧になって(マイナー作品なので観るのが大変かもしれませんが。私も存在を知りませんでした)、是非感想を聞かせてください。

出演者が皆知らない役者さん。サントラが一曲のみ(これがとても素晴らしい)なのが新鮮でした。劇中のフォトアルバムの風景も余韻が残ります。見れて良かったです。



★★★★★★★



 









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