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WAVES/ウェイブス

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2019     135分 アメリカ

「イット・カムズ・アット・ナイト」のトレイ・エドワード・シュルツ監督が裕福な家庭に暮らすアフリカ系アメリカ人の兄妹を主人公に贈る青春ストーリー。兄と妹それぞれを主人公にした2章仕立てで、青春の苦悩と家族の再生を、全編を彩る豪華アーティストの名曲の数々をバックにスタイリッシュに描き出す。主演は「イット・カムズ・アット・ナイト」のケルヴィン・ハリソン・Jrと「エスケープ・ルーム」のテイラー・ラッセル。共演にルーカス・ヘッジズ。
 厳格な父に反発を感じながらも、恵まれた家庭で何不自由ない生活を送る高校生のタイラー。成績優秀でレスリング部のエリート選手、美しい恋人にも恵まれ、順風満帆かに思われたが、肩の負傷が発覚したことですべての歯車が狂い始める――。家族の運命を大きく変えた悲劇から1年後。心を閉ざしていた妹エミリーの前に、すべての事情を知りつつ好意を寄せるルークが現れる。不器用ながらも優しさにあふれたルークに少しずつ癒され、やがて恋に落ちる2人だったが…。



allcinemaより

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前から気になっていたので観に行きましたが私の好みではありませんでした。

上の画像に“プレイリスト・ムービー”とありますが、まずプレイリストありきということらしいです。『マグノリア』という映画がありましたね。あれは監督がエイミー・マンの音楽の世界を映画にしたくて作ったと聞きました。本作もそういうことでしょうか。詳細は知りませんが。そういう設定って実は難しいと思います。マグノリアもキャストたちが劇中でエイミー・マンの曲を歌っていましたが、取って付けた感がありました。ストーリーも風変わりでエイミーマンの世界観とは合っていない気がしました。
音楽を元に映画を作るってその逆よりも難しい気がします。

本作のプレイリストは映像との違和感は感じませんでしたが、とにかくその殆どが爆音で重低音で、ずーーーんんんん)))))と響く音が主体となっており、存在感が半端無くて本当に「プレイリストが主役」という印象でした。楽曲は昔懐かしい曲やラップやヒップホップではない曲もあるのですが、メインはカニエ・ウェストやタイラー・ザ・クリエイターの様な「今時の」ブラックミュージックで占められており、私は最も聴かない種類なので全くハマりませんでした。

ストーリー自体も平凡で特に面白く無かったです。どうもリアリティを感じなかったと言うかフックがありませんでした。ルーカスヘッジズは個人的にツボでしたが他は別に。映像が斬新だという意見が多いですがそれも特に感動しませんでした。映画はやっぱりストーリーありきではありませんか?

監督が合わないというのも大きいと思います。『イット・カムズ・アット・ナイト』も全然ピンと来なかったし。
少なくとも個人的には「一生に一度の傑作」には程遠いです。

たまたまなのですがこれの前に観たのが『はちどり』で、たまたま共に自分の運命にもがき苦しむ10代の主人公の話でした。はちどりのウニは14歳の女の子。WAVESのタイラーは18歳。共通点が幾つかありました。高圧的な父親で親とはいい関係ではない。辛いことが多いが恋人とはラブラブ。でもそれも長く続かない。ウニとタイラーは正反対でした。ウニは耐える。万引きしたりしていたがその程度で抑えている。タイラーはお酒やドラッグをやり、取り返しのつかない出来事を起こしてしまう。
タイラーを見ていてこの人はどうしていつも自分から炎の中へ飛び込んでしまうのだろうと違和感しかなかった。親は育て方を間違ったなと。物事を冷静に考えるということが全くできない。18歳なのにやってることは不良中学生より手に負えない。ウニの方がずっと大人だった。タイラーの妹はウニと通じるところがあった。悲しみや苦しみを堪えて賢明に生きていた。彼女は心の優しい人で私がタイラー(兄)を救えたかもしれないのにできなかったと苦しんでいた。やっぱり女性の方が子供の頃から大人で耐性も高いのかもしれない(人によるけど一般的に)。

何が言いたいかと言うと私は『はちどり』の方がずっとリアリティを感じたし共感もできました。WAVESの方は知りませんが、はちどりは監督の経験がベースになっているというところもリアルに感じるのだと思います。

今後この監督の作品は見ないと思います。


映画の内容に関係ない愚痴。
ネットでチケットを取りました。私が最初に取り、その後ネットで確認したら私の前列の斜め前の席が二つ埋まっていました。
劇場で自分の席に座っていたら、後から二人連れが入ってきて男性が私の真ん前の席に座りました。そこは販売されていない席です。その人の席は私の斜め前です。連れの女性がジェスチャーで「もう一つこっちの席だよ」と数回やっていましたがその男性は無視してその席(私の真ん前)に居座りました。非常に気分が悪かったです。何の為に座席の間隔を開けて販売されているのでしょうか。そもそも満員でもないのに(がらがらでしたが)何故真ん前の列のすぐ近くの席を取るのでしょうか。私がその人の立場ならもっと間隔を空けた席を取ります。しかもその人は飲食をしていたのですが食べ終わっても最後までマスクをしませんでした。館内アナウンスで飲食時以外はマスクをしてくださいと言っていましたが。

非常に残念な気分での鑑賞となりました。
この御時世なので特に公共の場所では他の観客へのマナーをきちんと考えて頂きたいです。


★★★








コメント

追記です

失礼な観客の件にもコメントありがとうございます。このときの事は思い出すといまも不愉快です。
昨日もクルマを運転していたら無理やり割り込んできて挨拶もしない人がいてかなり不愉快でした。そういう人は因果応報と思うことにしています。自分も気をつけます。

ラティファさん

こんにちは👋😃

ラティファさんは過去記事にコメントしてくださるので、私がその時何を感じていたかを振り返ることができて楽しいす☺️
そうかーこういうことを思っていたんだなあと。WAVESちょっと極端でしたね。主人公が。でもこういう思考の人が沢山いるから世の中には色々な事件が起こってしまうのですよね。由々しき問題ですね😣

地域記事にも感想ありがとうございます☺️何となくリーフデの中に入ったのですが、中から羽が回る光景が印象的で入って良かったです😌💓

もうチューリップ結構咲いていますね。お花はやっぱり心が和みます😃🌷✨

No title

kamieruさん、こんにちは!
劇場鑑賞されていたのですね。
マナーのない人が運悪く同じ劇場にいると、気分悪いですよね。

私もこの映画の曲、好きな曲とか馴染みのない曲ばかりでした・・・。

リーフデと中の様子等、楽しく拝見しました。
こんな風な感じになってるんですね。
チューリップが溢れるカワイイ4月の風景が見られると良いですね。

まうさん


私はイマイチでしたが絶賛してる人も結構いますよ。やっぱり観てみないと分からないでしょう。

私が観たのもイオンシネマです。スタッフが上映中に一度見に来ましたが注意はありませんでした。

この映画、パスした一本なんですが感想お聞きできて良かったです(^_^;)

そういえば先日イオンシネマにいったら、子供と母親が隣で座って
上映直前にに係員さんが回って、
離れて座るよう注意してました。
こういうのって大人のマナーが大切だし
劇場にも感謝。

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kamieru

Author:kamieru
かみえるです☺️🌷
三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
映画、私の猫のこと、テニス、通販で買ったもの、その他日常のことを書こうと思います。
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