☆☆☆☆☆☆☆☆
2004 105分 韓国
韓国で130万部を売り上げるベストセラーとなったウィ・ギチョルの『9歳の人生』を映画化したノスタルジック・ムービー。70年代の小学校を舞台に、9歳のガキ大将の初恋と友情、そして家族の絆を瑞々しく綴る。監督は、「アポロ13」などのハリウッド映画で助監督の経験を積み帰国した新鋭ユン・イノ。
田舎の小学校に通うヨミンは、ケンカが強くて友だち思いの心やさしいガキ大将。仕事で片目を失明した母親にサングラスを買うため、放課後は内緒でバイトに励む毎日。そんなある日、ソウルからアメリカ育ちの美少女ウリムが転校してきた。彼女にすっかり心奪われてしまったヨミンだったが、なかなか素直になれずケンカばかりしてしまう。一方、ヨミンに秘かな想いを寄せる女の子クムボクは、ウリムへの対抗心を剥き出しにする…。非常に郷愁に満ちた胸が切なくなる佳作(T_T)
自分のこの頃を思い出し「そうそうそう。子供の頃ってこういう風に意味も無く強がったりしたことあったね(T_T)」って感じでした
そしてそういうことって何故かずっと覚えているんだよね
時々思い出して何であんな態度とっちゃったんだろうなんて思ったりして・・・
子供たち役の俳優さんがいずれも素晴らしくケンカとか泣くシーンとか超マジな感じでリアルだったのが余計ノスタルジックで胸が痛くなった
いつの時代もこどもはイノセントで硝子の心で一生懸命生きている
懐かしい切ない気分に浸りたい方にお薦め!!!
☆☆☆☆☆☆☆☆
2008 92分 アメリカ
ウィル・スミスがトラブル・メーカーのヒーローに扮したアクション・コメディ。空を飛び並外れたパワーで様々な事態を解決、人々に尊敬されるはずが、その粗暴な解決過程と言動で嫌われ者となっているスーパーヒーローの成長と活躍を描く。共演にシャーリーズ・セロン、ジェイソン・ベイトマン。監督は「キングダム/見えざる敵」のピーター・バーグ。
ロサンゼルスに暮らす酒浸りの自堕落な男ハンコックは、実は不死身で空も飛べ、しかも驚異的なスーパー・パワーの持ち主。その類い希な能力を使い、事件が起きればすぐさま現場に駆けつけて解決してくれるが、事件の度に周囲へ大損害を与える乱暴なやり方と何一つ反省しないぶっきらぼうな態度が災いし、人々から非難されてばかり。そんなある日、踏切内で身動きがとれなくなり列車に轢かれそうになった1台の車をいつもの強引さで救う。その車を運転していたPR会社勤務のレイにとって命の恩人となったハンコックはやがて、彼から正義のヒーローとしてのイメージ・アップ計画を持ちかけられるのだが…。
☆プチネタバレあり☆
まず国民に絶大な「☆不☆人気」を誇る超人という設定が超最高!!(笑)
ハンコックとメアリーのバトルシーンが最高だったなぁ~
特撮というのですか?何でも有りの楽しさですね(^o^)
その後のメアリーの夫(レイ)とメアリーの会話
「空飛んでただろ?見たぞ」
「そうね、飛んでたわね」
の台詞も(爆笑)
ラブストーリーが絡んでるところも良かったですね
ハンコックとメアリーの悠久の関係、ハンコックに偏見を持たずに接するレイの誠実さ、超人なのに繊細な人間の心を持つハンコックとメアリー(超人なのに普通の男性を愛するメアリーの女心が健気(T_T)
全て最高でした
ウィル・スミスはいいね!!!
何を演っても人間らしいって感じで
(超人なんだけど笑)
☆☆☆☆☆☆☆
1959 160分 アメリカ
R・トレイバーのベストセラー小説(原題は“殺人解剖学”で邦題は『錯乱』)の映画化。弁護士ビーグラー(スチュワート)は検事を辞職し、弁護士を開業したが閑古鳥で秘書にも給料を払えない。ある晩、釣りから帰ると、親友のアル中弁護士(A・オコンネルが好演)が待ちかまえ、彼の読み通り、昨日起きた殺人事件の犯人の妻から弁護の依頼があった。夫の陸軍中尉マニオンは、妻ローラをレイプしたという知人バーニーを射殺したのだ。検察は、蓮っ葉なローラがバーニーと不倫関係にあったと主張し、切れ者の州公訴局長ダンサー(スコット)がビーグラーの前に立ちはだかるが、彼らは素早く状況証拠と証人を確保し、レイプの事実を立証する。被告人夫婦のギャザラとレミックがいかにも若く不良っぽく、本当は彼らが下手人ではないか--という興味で引っ張るが、法廷ものとしたのは中の中の出来。音楽はD・エリントンで、彼とジミーがクラブで連弾する楽しい一景もある、プレミンジャー監督らしくテーマ的には野心の窺える作品だ一番印象的だったのはソウル・バスのタイトルでしたね
アーティスティックだし超インパクトがありました
法廷劇の名作だそうですが私は法廷劇はあまり数を見ていないのでどの位すごいのかよく分からない(^_^;)
個人的には法廷シーンはあまり感動しませんでした
J・スチュワートが法廷では熱血弁護士という感じだけど時々脱線しまくっている感があるのはご愛嬌なのでしょうか
これって最後まで真相が明らかにならないので何か肩透かしな感が残りました
(まぁしかし胡散臭い夫婦だったのでそこらへんに真相があるんだろうなぁと私は思いましたが)
こういう結末って『羅生門』を思い出しますね
人によって幾つもの真実があり真相は神のみぞ知るという
まぁこんなもんかな~という感じのオチがこの事件の怪しさを物語っていた様な・・・
サントラ担当がデューク・エリントンで本作でグラミーを獲得されています
ご本人もバーの演奏シーンで出演しています
ローラが連れていた犬が名演技で超可愛かった!!!
さっきのウィル・スミスの話じゃないけどジェームス・スチュアートさんもいつ見ても人間らしいなぁと感じます
ジェームズさんは『アメリカの良心』と呼ばれていたというのも頷けます
有名俳優って何度も結婚してる人が多いけどこの方は一度だけで奥さんと死別するまで生涯添い遂げた様です
何て素敵!!超惚れ惚れします
因みにジェイムスさんはAFI選出の「
映画スターベスト100」(1999)の男性第3位です
因みに一位がボギー、2位がケーリー・グラント
☆☆☆☆☆
1977 115分 アメリカ
組織がらみの重要事件の証人を、ラスベガスからフェニックスまで護送する任務を受けたしがない刑事ベン・ショックリー。だがベガスで彼を待っていたのは、若く美しい娼婦マリーだった。組織に命を狙われているため無事にフェニックスに辿り着く事はできないと言うマリーの言葉にショックリーは耳を傾けないが、二人の行く先々でトラブルが続出する……。当時、愛人関係にあったS・ロックをヒロインに迎え、イーストウッドが監督・主演したアクション映画。そのせいか、本作にはアクションとしての面白みよりも、冴えない中年刑事と知的な娼婦のひとときのロマンスの方に比重が置かれており、ロックもイーストウッドの期待に応える好演を見せる。開巻、ジャジーなBGMが流れる中、夜明けの路上に車から降り立つ酔っ払ったショックリーのシーンをはじめ、雰囲気描写も上々。タイトルの“ガントレット”とは、両側にムチを持った人間を並べその間を走り抜けさせる拷問の事で、クライマックス、両側から無数の警官隊による銃撃を受けつつショックリーが運転するバスのシーンを指している。
冒頭のベンが無精髭で冴えない格好なのが如何にも「人生イケてない中年男」(だから『ガントレット』で血祭りに上げられる標的に抜擢されたのを象徴する様な)な雰囲気がナイス♪
(実際はそこにいるだけでカッコいい人ですが☆彡
昔私の友人(♂)が「この人転んでもカッコいいもん。」と言ったのが忘れられない
同意!!!)
見せ場はなんと言ってもクライマックスの蜂の巣シーンですが普通に考えると3分以内に確実に死ぬけど引っ張って引っ張ってバスがずるずる進んでいくところもイーストウッドなら有りだし白けない(^o^)
しかも一度バスから降りてるけど死なない((^_^;)普通はあそこで死んでる)けどそれでいいのだ(ぼんぼんバカボン♪)
解説↑にもありますが確かに全体的にはアクションというよりも知的な娼婦オーガスタさんとベンのロマンスの印象が強いかも
ストーリーも捻りは全然無いけどこの作品は蜂の巣メインなのでそれでいいのではと
いや~私知りませんでしたがオーガスタ役のサンドラ・ロックさんは当時クリントさんと実際に愛人関係だったのですね
何でも私生活で実際に恋人同士の共演作品は絶対にうまくいかないと言いますが今作は最高とは行かなくてもそんなに悪くないのではないでしょうかと私は思います
個人的にはロマンスとしてはイーストウッドは出てないけどイーストウッド監督作品の『愛のそよ風』の方が好きですが
☆☆☆☆☆☆以上全てBS及びCSにて
解説は全て
allcinemaより