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ツナグ




2012  129分 日本


直木賞作家・辻村深月による第32回吉川英治文学新人賞受賞作を「陰日向に咲く」「ROOKIES -卒業-」の平川雄一朗監督で映画化した感動のファンタジー・ドラマ。死者との再会を一度だけ叶えてくれる“使者(ツナグ)”の役割を祖母から引き継いだ青年の葛藤と、ツナグの仲介を願う3組の切なくも感動的な再会の物語を描く。出演は松坂桃李、樹木希林、佐藤隆太、桐谷美玲、橋本愛、遠藤憲一、八千草薫、仲代達矢。
“使者(ツナグ)”とは、たった一人と一度だけ、死者との再会を叶えてくれる案内人。そんな都市伝説のような噂にすがって依頼に訪れたのは、癌で亡くなった母との再会を願う中年男性、畠田。しかし彼の前に現われたのは、一見ごく普通の高校生、渋谷歩美だった。その歩美のもとにはさらに、喧嘩別れしたまま事故死してしまった親友・奈津に会いたいという女子高生、嵐、7年前に突然失踪してしまった恋人・キラリの消息を知りたいサラリーマン、土谷が依頼を持ち込んでくる。しかし当の歩美は、ツナグを祖母から引き継ぐ見習いの身だった。やがて、死者との再会を仲介するという行為に疑問を感じ始める歩美だったが…。

from allcinema










前回の『スープ』同様これもムー民には外せないということで実はスープと梯子で観ました
なのでこの日は☆彡スピリチュアル・デー☆彡になりました
(^o^)♪
共に約2時間の作品でスープの後にこちらを観ているときはさすがに疲れてしまいましたが(もう梯子はしません(^_^;))でもなかなかいい作品でした
ちょっと長いな~と思ったけど


印象的だったのはこちらのツナグさんのセッションの場合故人に会えるのは生涯で一度きり、しかも事前にツナグを通じて故人が面会を許可しない限り会えないという点です

このシステム(面会許可済)故なのでしょうがこちらに登場する依頼者のケースの場合は死して尚依頼者との関係が良好で(故人の依頼者への思いが深い)
☆彡なんて幸せなんでしょう!!☆彡というケースばかりなのがひっかかりました
要するにこれが逆だったらどうなるのかな~と
依頼者の顔も見たくないけど恨みごとを言う為に会ってやろうかみたいな
それともそういう人はまだ成仏していなくてツナグを介しても面会できないのかな~とか色々考えてしまいましたが
まぁ原作自体を読んでいないのでツナグのシステムもよく分かっていないのですが

『トワイライト』の撮影こぼれ話を思い出しました
ヴァンパイヤの顔が決闘シーンでひび割れたときにすぐ自力で再生する展開にしていいものか製作側が原作者のステファニー・メイヤーに問い合わせたというものです
物語を書くときって当たり前だけど各キャラをそこまで細かく設定しなくちゃいけないんだよねって変なところに感動してしまいました(笑)
ツナグにも↑に挙げた以外にも色々決まりがあるのかなぁなんて思いました


今作の場合結局全ての依頼者は故人と会ったことによってこれからの人生を生きる決心がついたという展開がミソだと思いました
それはツナグ側の歩美も同じで自分の仕事を通じて再生する人々を見てツナグをお祖母ちゃんから引き継ぐ決心をし、又引継ぎを通して自らの暗い過去と対峙することができ新しい人生を生きる決心をするという全てが末広がりの素晴らしい結末だけどそれがちょっと引っかかるな~とも思いました(^_^;)

あとどうでもいいことかもしれないけどツナグは無報酬で完全ボランティアで仕事していましたが結構重労働だし(いつも徹夜!!)面会の現場はホテルの一室と決まっている様でそれも自腹の様でしたし(???詳しい説明は無かったけど何故そんな余裕があるのだろう?資産家にも見えなかったし)
どう見ても無報酬では仕事の継続は成り立たないと思えたのでちゃんとプロとして報酬を頂いたほうがいいと思いました
私がツナグなら生活に必要な分と必要経費分は頂きます


あともう一つ特殊だなぁと思ったのがここに登場する故人は皆全く生前の姿と同じだったところ
つまり身体も透けてないし足が無いとかそういうのではなく完全に普通の人間の姿でした
かつての恋人に面会するケースがありましたが普通に抱擁しあっていました
ということは人間の様な物質として存在していたということですね


これで思い出した話がありました
かつて読んだマーフィー先生(ジョセフ・マーフィー)の著作の中にこういうのがありました
ある日マーフィー先生の職場にイギリスでシスターをなさっている妹さんが連絡なしに尋ねてきました

先生が「どうしたの?飛行機で来たの?」と言うと妹さんは先ほど亡くなったと言うのです

(先生と妹さんはどちらかが先に亡くなるときは知らせようと話し合っていたそうです)
妹さんは亡くなった時の様子や医師の所見などを話して二人はしばらく話した後妹さんは消えたそうです

先生曰く「その時の妹は思念体などではありませんでした。」
確か体温もあったとあった気がします
(今その本が見つからないのですが感銘を受けた話なのでよく覚えています)
つまりこのケースも全く生前の姿と同じだったということだと思います

なのでツナグの故人たちのケースもありえることなのかもしれません
(私は経験は無いですが)
マーフィー先生の場合はツナグを介さず直接妹さんと会ったのですね
これはもしかして妹さんがシスターだったので(マーフィー先生も牧師さんでした)共に神様の近くにいたということと死語直後だったのでそれも関係あるのかもしれません


因みに皆さんは一度だけ会いたい故人はどなたでしょう?
私は特にいません
一人お世話になった人で音信不通の人がいるのですがどういう形にしろ一度会いたいです
もし故人なら(存命と思いますが)迷わずこの人を頼みますね

ということで悪くなかったけど私的には『スープ』の方がずっと面白かったし感動的でした

私はムー民なのでムー民なコメントになってしまったことをご了承ください(笑)


映画館にて
☆☆☆☆☆☆



コメント

No title

tedさん


私も原作本と映画両方見る(読む)ことありますが大体映画が先です
その方がいい気がします
本が先だとがっかりすることが多い気がします

No title

結構興行的にヒットしてるみたいですね。
暗いニュースが多い中、こういう感動系が今ニーズなんでしょうか。
感動系も、結構久々な気もしますしね。
自分はこれ未見ですが、原作者の辻村深月さんの本は好きだったりします。
この「ツナグ」は読んでないんですがね^^;
機会があったら読んでみようと思います。

No title

りゅうちゃん


悪くないので機会があったら見てみてくださいね
(^-^)

No title

おはようございます

このツナグの宣伝をテレビで観てから興味がありました。
にゃるほど~~こういうストーリーなのね~!って今拝読してました。
これも興味ある作品です!!

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