スウィング・キッズ
- 2020/09/23
- 12:38

2018 133分 韓国
「サニー 永遠の仲間たち」のカン・ヒョンチョル監督が朝鮮戦争下の捕虜収容所を舞台に贈るダンス・ムービー。EXOのD.O.やブロードウェイでも活躍する一流ダンサーのジャレッド・グライムズらをキャストに迎え、収容所のイメージアップのために結成された、国籍も境遇もバラバラな寄せ集めダンスチームの奮闘を描く。共演にパク・ヘス、オ・ジョンセ、キム・ミノ。
1951年、巨済(コジェ)捕虜収容所。新任の所長は対外的なイメージ戦略として、捕虜たちによるダンスチームの結成というプロジェクトを思いつき、ブロードウェイのタップダンサーだった米軍下士官ジャクソンを担当に命じる。メンバー選考は難航を極め、紆余曲折の末に、収容所で一番のトラブルメイカー、ロ・ギスや4ヵ国語を操る無認可通訳士ヤン・パンネらそれぞれに事情を抱えた4人の男女が集められ、ここに寄せ集めのダンスチーム“スウィング・キッズ”が誕生するのだったが…。
allcinemaより
名作と聞いていたので楽しみに見ましたが、とても素晴らしかったです。当時この様な施設があり、そこにいた人たちがどの様な状況だったか(捕虜同士の対立があったことなど)ということを初めて知ったのでとても勉強になりました。見ていてとても楽しかったし作品自体に勢いがありました。シリアス、コミカル、ペーソスのバランスが私は好きでした。コミカル部分の中国人のダンサーが面白くて最高です🤣ロ・ギスを慕う男の子が米兵に「おまえあの時死んだんじゃなかったのか⁉️」」と叫ぶシーンがノスタルジーを感じるとともに思わず笑ってしまうお気に入りシーンです。一部不評のコサックダンスやバク宙のCGも私はまあいいんじゃないかなと(なくてもいいけど)。ラストが悲惨で悲しすぎるけど戦時中の話なので致し方ないかと。あそこが肝とも言えるかと。
個人的にはジャレッド・グライムズ(ジャクソン役)のダンスが素晴らしすぎて人間業と思えなかった。役者としても素晴らしかったと思います。他の役者も良かったです。
タップシューズの底の鉄板部分(タップチップというのだそうですね)にギスのスマイルが映る、逆光の美しい光のシーン(一番下の画像)が好きでした。この監督のセンス好きです。最後のステージは本当に感動的で泣けました(ダンサー、バンド、観客が一体に!)。ボウイやビートルズのサントラもツボでした。
この映画を見てやっぱりダンスは最高だと思いました。彼等がダンスに没頭していく気持ちが分かります。ダンスは踊っている時無心になれる。踊る方も観る方も。一つになれる。それがダンスの魅力だなあと本作を見て思い出しました。
なんで韓国映画はこんなに面白いんでしょうね。邦画がパッとしないので余計その差を感じてしまいます。
ロ・ギスの兄弟は北斗の拳に出てきそうなキャラだった。アカの元締めはほぼカイザーソゼ(ユージュアルサスペクツ)だった。そこら辺も自由にエンターテインメントしてみました感がありました。米兵たちとのダンスバトルシーンは✨ウェストサイドストーリー✨の様でナイスでした💃💓
お勧めします‼️
映画館で観たかったー😭
★★★★★★★★★