レベッカ
- 2020/11/06
- 22:18

1940 130分 アメリカ
2020 123分 イギリス/アメリカ
J・フォンテイン演じるヒロインが、リビエラ旅行中に英国紳士マキシムと出会い、彼の後妻としてイギリスの屋敷にやってくる。だがその屋敷では、マキシムの死んだ前妻レベッカの、見えない影が全てを支配していた……。ヒッチコックの渡米第一作となったゴシック・ロマン。
allcinemaより
オリジナルをいつか見ようと思いながらずっと見れていなかったので、Netflixでリメイク版を見かけた時に見ようと決心して先にオリジナルを見てからリメイク版を見ました。原作は読んでいません。結末を知らないのでストーリーも楽しめました。
因みに原作者のダフネ・デュ・モーリア自身が自作が映画化されたもののなかで好きだったのは『鳥』と、この『レベッカ』だそうです。
オリジナルの方は傑作だと思いました。とても怖くてミステリアスで悲しい。そして壮絶な話ですね。俳優も素敵でした。特にローレンス・オリヴィエ。ジュディス・アンダーソンのダンヴァース夫人は本当に怖い😭
結末がびっくりでした😮😮
人々がこの作品に魅せられるのはレベッカが一度も登場しないからですね。でもあまりにも強烈な存在感なので傍観者(この映画を見る人)も皆レベッカに魂を奪われてしまって彼女のことで頭が一杯になってしまうのですよね。
リメイク版の方はカラーだからカラフルだけど只それだけ。オリジナルより時間は短いのに長く感じました。オリジナルと何処が違うのかというところがポイントだけど多少の演出の違いはあるもののストーリー上に特に新しい解釈等は無い。
クリスティンのダンヴァース夫人はアダムスファミリーのお母さんを思い出して仕方なかった💦なかなかの怪演でしたがオリジナルの人がインパクトがありすぎるので。。。
ということでリメイク版は特にお勧め致しません。でも旅先で富豪に見初められて玉の輿に乗るという展開はそのままハーレクインの世界で、それをカラーで見るのは素敵だった。でもその後の展開はあまりにも大変なので、やっぱり玉の輿に乗るというのはとても大変なことなので普通の人はやめておいた方がいいですね😣まあそもそもこういう展開は大体小説か映画の中でしか無いですが。
原作を読みたくなり、読もうと思ったのですがKindle版が無い様です。残念‼️文庫本を読むのはしんどくなってきたし単行本は場所を取るのが嫌です。しかしレベッカのKindle版が無いとは信じられない。『レイチェル』はありました。これも映画化されていますね。以前『今見てはいけない』のKindle版を買いました。今読み直しています。面白いです。デュ・モーリア凄い‼️(今更言うまでもないけど)ヒッチコックも凄い。
リメイクと言えば以前『サイコ』のリメイク版を見ましたが、信じられない位面白くなかったです。殆ど完コピという感じで。何の為に作ったのかなと。名作のリメイクはやらない方がいいと思います。
オリジナル ★★★★★★★★
リメイク版 ★★