
2018 110分 スウェーデン/デンマーク
「ぼくのエリ 200歳の少女」の原作者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名短編小説を映画化したスウェーデン/デンマーク合作のダークファンタジー・スリラー。醜い容貌ゆえに孤独な人生を送りながらも、特殊な嗅覚を活かして税関業務で働くヒロインが辿る衝撃の運命を、予測不能の展開でミステリアスに描き出す。主演はスウェーデンの実力派女優エヴァ・メランデル。共演にエーロ・ミロノフ。監督は本作が長編2作目となるイラン系デンマーク人の新鋭アリ・アッバシ。カンヌ国際映画祭<ある視点部門>グランプリ受賞やアカデミー賞メイクアップ&ヘアスタイリング賞ノミネートなど世界的に高い評価を受けた。
スウェーデンの税関で働くティーナには、違法な物を持ち込む人間を嗅ぎ分ける特殊な才能があり、入国審査で欠かせない貴重な人材として活躍していた。しかし、あまりにも醜い容貌をしていたため、同棲相手はいるものの、誰とも心通わせず、孤独な人生を送っていた。そんなある日、ティーナは自分と同じような容貌の旅行者ヴォーレと出会う。本能的な何かを感じ、やがて彼に自宅の離れを宿泊先として提供するティーナだったが…。
allcinemaより
邦題から現実と異次元を往復するタイムリープものかと思っていたのですが違いました。最初に謝っておきます。ごめんなさい。一言で言うと非常に気色悪かったです。特殊メイクも怖いし彼らの描写がことごとく気持ち悪いです😣
☆☆ネタバレ注意☆☆
この物語の主役ですが、それ系の知り合いはいないので実際は知らないけれど、私の抱くイメージとは大分違ってこの映画での描写は非常に獣に近い。最後の宅急便?の中身とか特に。濡れ場も殆ど獣のそれだったしそういうのがきつかったな。虫を食べるのも。冷蔵庫の中やご近所の夫妻の赤ちゃんが怖すぎてトラウマになりそう😭
異種もの+ローズマリーの赤ちゃんの様なイメージですね。うーん。。。。。やっぱり気持ち悪い、怖いしか言葉が出てこない😣本作は私的にはホラーだったのでホラーに分類しました。
「サフォークの緑子」を思い出す話でした。11世紀にイギリスのサフォーク州に忽然と現れた緑色の肌をした二人の子供。日光の差さない世界で暮らしていたが、ある日洞窟で迷子になりこちらの世界に来てしまったとのこと。2人は豆しか口にしなかったという。男の子の方は間も亡くなったが女の子の方はその後人間世界に馴染み、豆以外も食べるようになり肌の緑色も薄れ、人間の男性と結婚したとのこと。これは実話だったと私は信じています。
ティーナとヴォーレを見ていて同じ○○○でもこの緑子の様に思考や生き方が違うのだなと。
ヴォーレが現在もフィンランドでしたっけ?に○○○のコミュニティがあると言っていましたが、サフォークの緑子の末裔は存在しているのでしょうか⁉️
ボクのエリと同じ原作者だそうですがストーリーの根底のところには通じるものを感じました(原作読んでないけど映画を見た印象では)。映画としてはボクのエリの方がずっと好きです。ぼくのエリは傑作だと思っているのでぶっちゃけ比較になりません。
ティーナのその後の人生が気になりますねー。ティーナのお父さんはすごく可哀想だった。何も悪いことしてないのにね。やっぱり異種の共存は難しいんだね😢💔後味の悪い話でした。
★★