番組感想
- 2020/12/10
- 23:10
トム・クルーズ ー永遠の若さを追求してー


“不可能に挑み続ける俳優”トム・クルーズ。挑戦し続けるその姿は“あくなき若さの追求”の道程だった。映画界のスーパースター、トム・クルーズの真実、光と影に迫る。
“不可能に挑み続ける俳優”トム・クルーズ。来年公開予定の新作『トップガン マーヴェリック』で体を張った迫真の演技が話題を集めている。体当たりの演技を支えてきたのは厳しい訓練。ストイックに挑戦し続ける理由は“あくなき若さの追求”なのだという。映画界のスーパースター、トム・クルーズの真実とは?その光と影に迫る。原題:TOM CRUISE, AN ETERNAL YOUTH(フランス 2020年)
番組HPより
再放送を録画して見ました。
私はトム・クルーズのファンではありませんが、あれだけ大成功する人はなかなかいないので、人として興味があって見ました。
生い立ちから始まり、デビューから今日までの出演作品、私生活、サイエントロジーとの関係、世間の評価。という内容でした。
まず貧しい家庭の出身で、両親が離婚後母子家庭で全米東部(だったと思います。違ったらごめんなさい)を、転々として暮らしたということを初めて知りました。アスリートを目指していたが怪我をして俳優に転向したということも。後者は今も現役でスーパーアクションをやっていることからもなるほどと思います。アスリートを目指していたが怪我で断念、別の職業に転向したという人は多いですね。母子家庭というかお母さんとの絆が強い人も。ディカプリオとか。『マグノリア』で自分を捨てた父親と対峙するシーンで、ナレーションがトムは自分と役を重ね合わせたと言っていたのが印象的でした。私はトム・クルーズの出演作はあまり見ていなくて、マグノリアは数少ない見たものの中の一つですが、そういうバックグラウンドを知っていたらまた違う視点で見れたかもしれません。
やっぱり一番気になるところはサイエントロジーの部分です。ナレーションで彼はサイエントロジーのことがあるからオスカーを獲れていないという内容のことを言っていましたが、やはりそうなのでしょうか。もし彼がサイエントロジー信者でなければ受賞できていたorいつかは受賞できる(信者であっても?)のでしょうか。
私が一番気になるのは、もう若くないのでいつまでもスーパーアクションはできないので、今後はどうなっていくのかというところですね。
宇多丸さんがこの番組はトムの影の部分にフォーカスされていた印象があったと感想を言っていましたが、そういう傾向はあった気がします。ドキュメンタリーはやはり作り手の意向が出ますね。ドキュメンタリーとしては45分という長さは丁度良いと思いました。