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パリの恋人たち

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2018      75分  フランス

「恋人たちの失われた革命」「グッバイ・ゴダール!」のルイ・ガレルが自ら長編2作目となる監督も務めて贈る恋愛コメディ。ヒロインに「ゲンスブールと女たち」のレティシア・カスタと「プラネタリウム」のリリー=ローズ・デップを迎え、対照的な2人の美女に翻弄される青年の悩める恋の行方を軽妙洒脱な筆致で綴る。
 パリに暮らす青年アベルは、同棲している恋人マリアンヌから妊娠を告げられ喜んだのも束の間、“あな
たの子じゃない”と非情な事実を告げられる。しかも相手はアベルの友人ポールで、すでに結婚することも決まっていた。数年後、ポールの訃報が届き、告別式でマリアンヌと再会したアベルは、彼女への未練を再燃させる。しかしマリアンヌの隣には8歳になった息子ジョゼフがいた。おませなジョゼフに妨害されながらも、再び距離を縮めていくアベルとマリアンヌ。ところがそんな2人の間に、少女の頃からアベルに夢中だったポールの妹エヴが強引に割り込んでくる。無邪気で一途なエヴの積極的なアプローチに戸惑いを隠せないアベルだったが…。

allcinemaより

 
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暗い映画を見たのでお洒落で幸せな気持ちになりたいと本作を選びましたが正解でした😌🌸💓

やっぱりフランス映画はいいなあ。絵も雰囲気も台詞も音楽も素敵だった😌❤️✨ルイ・ガレルやるなあ😃⤴️🎵監督としても才能あるよね。血筋でしょうか。

物語りは基本は三角関係の話でそれに親子、家族の要素が入っています。始まりはアベルがマリアンヌに妊娠と「(子供は)あなたの子じゃない」と告げられるところから始まり、端から厳しいのですが、ところが彼は全く怒らないのです。内心は動揺していてその後階段から転げ落ちて鼻血を出して散々なのですが(そのアベルにさりげなくハンカチを渡すのがエヴ。この演出もナイス)。マリアンヌも凄いことを言っているのですが淡々としているのです。ほんの短い時間の会話の中に、そういうことなのであと10日以内に出ていってねという結論まで入っているのですが二人とも声を荒げることもないし、普通の日常会話みたいに話しているのが最高に素敵だった。やっぱりフランス映画は一味ちがう。

最初がシリアスでその後マリアンヌの息子(この男の子がとにかく美しい)がパパは殺されたんだなどと言い出し、サスペンスの様相を呈するのかと思いきや俄然コミカルな方向に進み😆ラストはホロッと😢💘

シリアスになりすぎない様に描かれていますが、その端々に各人の気持ちが的確に捉えられており、そこも流石だなあと。
特に子供(ジョゼフ。マリアンヌの息子)のシーンが好きでした。車の中で泣くシーン。ストリートで遊んでいる時に久しぶりに現れたアベルと距離を置いて見つめ合うシーン。そしてあのなんとも言えないラストシーン。彼(子役)は名優ですねえ。将来が楽しみ。
女同士の対決(エヴの宣戦布告⚡)のシーンも面白かったです。宣戦布告(勝負✊‼️)なんだけどなんだかコミカルで楽しい。

レティシア・カスタ初めて見たけど(多分)そんなに美人ていう感じではないけど凄くセクシーな人。コート姿がカッコいい。実生活でルイ・ガレルの妻らしい。なるほど。
エヴ役の女優さんは、この人何処かで見たことあるんだけどこの顔。と思ったらヴァネッサ・パラディの娘なんですよね。お母さんにそっくりと思う。ジョニデにも似てるかな。

長さもだれない尺で丁度良かったです。ルイ・ガレルセンスいいです👍✨今後も期待します。

★★★★★★★★

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