私というパズル
- 2021/01/23
- 20:07

Netflixより
☆一部ネタバレ注意☆
自宅出産に挑む女性。陣痛が始まり助産師に電話するも急遽お産が入ったということで面識の無い助産師がやってきた。難産の末赤ちゃんは生まれたが間もなく息を引き取ってしまった。そこから全ての歯車が狂っていく。女性の喪失と再生を描いた物語。
いやー。。。きつかったなー🙇私人生で出産は二回で初産は上手くいったのですが二度めが若干難産で。その時のことがトラウマになっていまして(お陰さまで子供は無事に生まれて育ちました)、お産のシーンを見るともう昔のことなのにその時のことが甦るのです。だったら見なきゃいいのですが時々見てしまうのですよね🙇
その時の苦しさが甦りましたけれども。あと昔の知人で流産を繰り返した方の苦悩や、私の息子のお嫁さんがお産をした病院が無痛分娩で有名なところだったのですが、お嫁さんが「自分だけ自然分娩だったので他の入院していた人とは全く話が合わなかった」と言っていたのが最近は無痛分娩する人も多いのだなととても印象に残ったことなどお産に関する色々なことが脳内を駆け巡りながら見ていました。出産に対しても各人拘りがあると思いますが、この作品の主人公は自宅出産を選択した訳です。
で、ストーリーですが、結局このことに対する各人(妻、夫、妻の母)の思いが異なり溝が深まっていってしまいます。最終的に裁判になります。
まずお母さん(エレン・バースティン)がでしゃばりすぎ。娘の為に必死なのは分かるけどこれは夫婦の問題だからね。
夫(シャイア・ラブーフ)は悲しいのは分かるけど自分の世界に浸りすぎだし柔軟性が無い。妻(ヴァネッサ・カービー)は完全に心を閉ざしていて涙も出ずに日々を過ごしている姿ががとても痛々しかった。
☆☆ネタバレ注意☆☆
エンディングは女性が幸せそうに暮らしている様子が描かれ、苦悩を乗り越えたということは分かったけれど、結局裁判の結果やどの様な経緯で今の暮らしに至ったのかということが描かれていなかったので中途半端な印象でした。
主要3人のキャスティングは良かったと思います。繊細だけど破滅的な人格の夫役はシャイア・ラブーフにぴったり。ヴァネッサ・カービーは熱演。エレン・バースティンは流石の存在感でした。
劇中でシャイア・ラブーフが昔話をしているシーンでホワイト・ストライプスの話が出てきて、あの2人は世間には兄妹としていたが本当は夫婦だった。でも別れた。という台詞がありました。全然知りませんでした。
ここのシーンで「2001、 2002。ロックが命の時代だったろ?」という台詞がありました。私はもっと昔から長年基本ロックが好きですが、2000年代物前半はエモ系が好きだったと思います。ホワイトストライプスにはハマりませんでした。でもあのブームは凄かったですね。もう20年も前ってびっくりです。
★★★★★
ヴァネッサ・カービーの熱演に❗