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帰れない二人

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2018    135分 中国/フランス

「罪の手ざわり」「山河ノスタルジア」のジャ・ジャンクー監督が、大きく変貌していく21世紀の中国の社会情勢を背景に、一組の男女の17年におよぶ愛の軌跡を描いた恋愛叙事詩。主演はジャ・ジャンクー作品のミューズ、チャオ・タオと「戦場のレクイエム」「薄氷の殺人」のリャオ・ファン。
 2001年、山西省・大同(ダートン)。チャオはヤクザ者のビンを心から愛していた。炭鉱の衰退で街が不況に喘ぐ中、裏稼業で
羽振りのいいビンだったが、ある夜、若者のチンピラ集団に襲われ窮地に陥る。すると居合わせたチャオが手にした拳銃で威嚇射撃をしてその場を収めた。チャオはビンとともに逮捕され、刑務所送りとなる。5年後、刑務所から出てきたチャオを、1年で出所したはずのビンが出迎えることはなかった。チャオはビンの行方を追って三峡ダムのある奉節へと向かうが…。

allcinemaより

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『山河ノスタルジア』が好きだったので見ました。他に見たのは『罪の手ざわり』。これは好きじゃなかったです。本作が一番好きでした。メロドラマが好きなのですが本作は基本はメロドラマだったので。

ストーリーは特にドラマチックではないけれど淡々と時が流れて行くのが良かったです。何よりも景色が良かったです。特にこういう御時世なので心はチャオと共に船に乗り、歩き、バイクに乗り、鉄道に乗り。廃墟でUFOを見て。素晴らしい旅をしている気持ちになりました。それとビンと再会した時の宿に続く雨に濡れた階段と雷鳴。火跨ぎ。忘れられません。

ビンは結局しょうもない男なのだけれどそういうビンが好きなチャオの気持ちは分かる気がしました。チャオが焼売食べたいって言ったら200km先まで焼売のために文句の一つも言わずに行こうとしてくれるところとか優しいよね😢結局悲恋なのだけれどチャオは何も後悔していないのだと思う。

3つしか見ていないのだけれどこの監督の作品ていつも何がが物足りない気がしてしまいます。でもこういう長年に渡る物語(この二人の物語は17年)がどうしても好きなので山河ノスタルジアも好きでしたが、あれは子供のこともあったけど本作は純粋な男と女の話だったのでそこが良かったです。ビンが落ちぶれた時の憤りがやるせなかった😢ラストシーンの演出も記憶に残りますね。

中国語の原題の意味が調べたけれど分からなかったので(ネットで翻訳したら理解できない訳だった('_'?))意味が分かる方教えてください。『江湖儿女』です。

★★★★★★★



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