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真実の行方

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1996    アメリカ 131分

大司教惨殺事件で逮捕されたのは、彼の侍者のアーロンという青年だった。売名家と呼ばれている弁護士マーティンは、事件の話題性から無償での弁護を申し出た。あどけないアーロンの表情を使ったマーティンの作戦も、明らかにされていく宅地開発に絡む大司教への恨みや“悪魔払い”の名のもとにビデオに収められた醜聞も、元恋人の検事ジャネットによって次々と提出される物的証拠の前にはなす術が無かった。そんな時、アーロンの精
神分析を担当したアーリントン女医がつかんだ事実とは……。
 二転三転するプロット、憎々しいR・ギア、緊迫する法廷、すべてが一級品の法廷サスペンスとなっている。しかし何といっても圧巻は、ゴールデン・グローブ助演男優賞をはじめ数々の賞に輝いたアーロン役のE・ノートンである。彼の笑顔の下に隠された不気味な演技が作品の面白さを決定づけている。ラスト、名声に背を向けるギアの表情も実に良い。


allcinemaより


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『私は確信する』を見て本作を思い出して見てみました。有名なラストシーンは記憶にあったのですが、それ以外は無かったので私はこの作品はちゃんと見ていないと思ったのですが、見ていて記憶にあるシーンが幾つか有り。昔見たのかな?('_'?)?だとしてもちゃんと覚えていなかったということなので見て良かったです。

面白かったです。一番思ったのは『私は確信する』のノラと同じでした。何故マーティンはあんなに安易にこの弁護を引き受け(売名行為?)、そして彼を信じたのか。この事件をバーのTVのニュースで見た瞬間に弁護を決めてしまっているのですよね。あまりにも安易です😞


★★★完全ネタバレ注意★★★

一番思ったのはアーロンはあれだけ強かならあんなに危ない橋を渡らなくてももっと別の方法で完全犯罪ができたのではと。それだと物語にならないけどあんなに白昼堂々とあんな場所で犯行する意味が分からない。
あと一番すっきりしなかったのは宅地開発とアーロンの恋人の行方。そこをきちんと描いて本件とちゃんと繋がりを持たせて事件に深みを持たせてほしかったです。そこが残念でした。

でもあの結末だけで映画としては成功ですよね。アーロンの狂気、マーティンの敏腕だがお人好し、ジャネットのクールビューティーを堪能しました。ローラ・リニー最高だったな💓😍💓マーティンとジャネットの関係も私は好きでした。今となってはマクドーマンドが主役じゃないというのも新鮮ですね😮

蛇足ですが私はこの手の作品でタイトルもそのものズバリですが『推定無罪』が好きです。あれも今の時代に見ると説得力に欠けるのでしょうが、あれは女の強かさ、悲しさを描いているのが好きです。

★★★★★★★

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