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MINAMATA-ミナマタ-

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2020   アメリカ 115分

伝説のフォトジャーナリスト、ユージン・スミスが、3年に渡って日本に滞在し、公害病である水俣病に苦しむ人々を取材した実話をジョニー・デップ主演で映画化した伝記ドラマ。共演は真田広之、國村隼、美波。監督は画家や彫刻家としても活躍し、本作が長編監督2作目のアンドリュー・レヴィタス。1971年、ニューヨーク。アメリカを代表する世界的写真家ユージン・スミスの前に日本語の通訳として現れた女性アイリーン。彼女は日本の水俣市で、工場から海に捨てられている有害物質が多くの人々を苦しめている現実を、あなたの写真で世界に伝えてほしいと訴える。水俣の惨状に心を痛め、現地での取材を開始するユージンだったが…。

allcinemaより

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水俣病の存在は知っていましたが詳しくは何も知らず、ユージン・スミスについても何も知らなかったので勉強になりました。でも水俣に関しての映画なのかユージン・スミスの伝記なのかどっちつかずで中途半端な印象がありました。どちらにしてもこの尺では伝えきれないのではないかと思います。

個人的に違和感があったのは現地の子供にどう見ても白人の子がいたのですが両親は日本人でした。その説明も無かったので意味が分からなかった。もっとも印象的だったのは現地(水俣)の人のレビューで「水俣の風景は殆んど見られない」というもの。現地の人が言うのだから間違いないですね。ミナマタの風景は海外ロケだった様ですがこれはとても残念ですね。何故水俣で撮影してくれなかったのでしょうか。

事前に町山さんのラジオの解説で聞いたユージン・スミスは戦地で上顎を失いそれで生涯苦しんだ(『天国でまた会おう』を思い出しました)。いつもアルコール中毒だった。がとても印象に残りました。上顎に穴があき、PTSDになり、またも仕事で傷を負い。亡くなった時はアイリーンさんとは離婚していた。彼もまたとても大変な人生だったのだなと。劇中でユージーンが言う「写真は撮る方も魂を持っていかれる」が忘れられません。素晴らしい写真を世界に伝えてくれて有難うございます。

多くの企業は如何に環境、動物、人間を破壊してきたかをこの作品を見ると改めて思い知ります。猫の実験映像は本当に悲しかった。世界中の映画ファンが求めるのはほぼファンタジーですが、この様な売れない、しかし良質の映画を作ってくれて感謝します。

個人的にはビル・ナイ(出てるの知らなかった)が見れて嬉しかったです😆❤️ビル・ナイに外れ無し👍✨今作も良かった~👏
勿論ジョニデモも他の俳優さんも良かったです。でも何故現地(水俣)のメインの役の人たちはハリウッド組と言うか国際派の人達なのでしょうか。英語が必要だから?アイリーン役が美波さんなのはハーフの設定だから分かるけど。

重たい作品を続けて観て(空白とミナマタ)心が疲れたのでおバカな映画を見たい気持ちですが、やっぱりまたシリアスな映画を観ようとしています😅


★★★★★★☆







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