Our Friend/アワー・フレンド
- 2021/10/28
- 15:15

2019 アメリカ 126分
妻が末期がんで余命宣告を受けた夫婦の過酷な闘病生活と、2人を献身的に支える親友との深い友情を描いた感動の実話ドラマ。主演は夫婦役にケイシー・アフレックとダコタ・ジョンソン、その親友役でジェイソン・シーゲル。監督は本作が長編劇映画2作目のガブリエラ・カウパースウェイト。ジャーナリストのマットと妻で舞台女優のニコルは、2人の幼い娘を育てながら、忙しくも幸せな日々を送っていた。そんなある日、ニコルが末期がんによる余命宣告を受けてしまう。妻の看病と子育てに追われ、次第に疲弊していくマット。親友のデインはそんな2人を心から気遣い、自らサポートを買って出ると、ずっと彼らのそばにいて献身的に支え続けるのだったが…。
allcinemaより
あまり内容を知らずに観ましたが良い話でした。終盤でマットが何か書いているシーンでこれは実話なのだと気づいてびっくり。闘病ものですが友情の話です。主要人物はニコル。その夫のマット。二人の友人のデイン。この3人がとても素晴らしい友人関係で感動しました。特にマットとデインが時には衝突しながらもお互いが辛いときに純粋にサポートするのです。友人がいない私には本当に羨ましい関係でしたね。マットとニコル宅にデインが住んでいる時周りの人達がデインは家賃を払っているのかとか余計なことを色々言うのですが、夫妻は「家賃はもらっていない。デインにはよくしてもらっている。良い友人だ」とピシャリと言うシーンが気持ち良かったですね。本当に純粋な友人関係です。デインが「ニコルは僕にとっても親友なんだ」と言うシーンも印象的でした。
★プチネタバレ注意★
個人的に一番印象的だったシーンはデインが人生がうまく行かなくて逃げるように一人で放浪している時に(『パリ、テキサス』で見たような景色のところにいました。⬇️画像はパリ、テキサスより)
こういう平原の中にポツンと置かれた車のなかでデインが一人スマホの留守電に入っていたマットとニコルと子供たちの伝言を繰り返し聞きながら泣くのです😭デインはそれを聞きながらもう一度生きようと思うのでした。友人とは何て素晴らしいものなのかと思わせるシーンです。
それとここです。
Dane Faucheux: I thought you were writing about Nicole.
Matt Teague: So did I.
マットの書いたものをデインが読んだあとの会話です。デインはマットがニコルのことを書いていたと思っていたのですが読んでみたらデインのことが書かれていました。マットのso did Iが全てを語っているなあと😭💘
内容的に『死ぬまでにしたい10のこと』と重なるところがあり、死ぬまでに~は個人的に特別な作品なので色々な意味で余計しみじみしました。
人が死ぬ話なので悲しいですが、観終わったときにニコラス・スパークス原作の映画を観たときの様な純粋な感動がありました。ヒューマンドラマが好きな方にはお勧めできます。注意点は時間軸がしつこいくらい前後するのでそこが気になる人がいるかもしれません。私は気になりませんでしたが。
役者たちは皆良かったです。特にジェイソン・シーゲル。
☆追記☆
映画の中でzeppを聴いたのは実にTHE SONG REMAINS
THE SAME以来かと。サントラで聴いたのは多分初めて?私だけかもしれませんが。新鮮でしたね。スキナードやAC⚡DCは度々聴いた記憶がありますがzeppは意外に無いですね。
Ramble on名曲だなあとしみじみ思いました。使われているシーンも良かったし合っていました❗
★★★★★★★★