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モンスター





2003  アメリカ ドイツ 109分


アメリカ犯罪史上初の女性連続殺人犯として人々を震撼させたアイリーン・ウォーノスの真実の姿に迫る衝撃の実録サスペンス・ドラマ。ハリウッドを代表する美人女優シャーリーズ・セロンが13キロもの体重増加を敢行するなど体当たりでアイリーンを熱演、みごとアカデミー主演女優賞に輝いた。共演は「スリーピー・ホロウ」のクリスティナ・リッチ。監督は本作が長編デビューとなる女性監督パティ・ジェンキンス。
1986年、フロリダ。ヒッチハイクをしながら男に身体を売る生活に疲れ果て、自殺する覚悟を固めたアイリーン・ウォーノス。有り金の5ドルを使い果たそうと飛び込んだバーで、彼女は一人の女性セルビーと運命的な出会いを果たす。同性愛の治療を強制されフロリダにやってきたセルビーもまた自分と同じように社会からの疎外感を抱いて生きていた。初めて自分を偏見なく受け入れてくれる人物と出会ったと感じたアイリーンは、“一緒に暮らそう”と提案する。しかしそのためにお金が必要になった彼女は、再び客を取るため道路脇に立つのだったが…。






いや~・・・(!!!)凄い話でした・・・m(__)m
実際見て知ったのはこれは二人のラブストーリーがメインなんですね
それ故せつなさが募りましたね(T_T)
ローラースケートのシーンがドラマチックで忘れられない(TへT)
やっぱりdont stop believin’は名曲だなぁ(T_T)

あの時二人は確かに愛し合っていたはずなのにm(__)m

この前の記事の『シモンの空』を見た時ああいう状況で12歳の男の子が飢えを凌ぐ方法は窃盗しかないのだと思ったがアイリーン・ウォーノスの場合も生きていくには娼婦をするしかなかったのだと思った
彼らは身勝手な大人の、歪んだ社会の犠牲者だと思った
しかもシモンは架空の話と思うがこれは実話だから本当にヘビーだなと思う


勿論アイリーンが犯したことは許されることではない
でも実際娼婦をやっていれば変態や彼女を人間扱いしない人もいたのだろうし実際に殺されそうになって正当防衛で人を殺したのかもしれない
(作品中で彼女が最初の殺人を犯すシーンで相手の男は本当の変態で彼女を物のように扱っていたので実際にああいいう場面があったのだとすれば相手の男は殺されても仕方ないと思った)
そうだとしても7人というのは・・・
おそらくアイリーンは精神を病んでいたのではないかと思った

アイリーンの生い立ち(書物等は読んでないけどwikiで見ました)を見ると普通の人なら真っ当な大人になれる環境ではなかったことは想像できる
母親には4歳で見捨てられお父さんは少女の強姦罪で服役中に自殺、唯一の兄弟のお兄さんも21歳で死に祖父には肉体的性的虐待を受けアイリーンを育てたお祖母さんはアルコール依存症


これで正気を保つのは普通の人にはできないかも
本当に大変な運命だったのだと同情しました

wikiによればアイリーンはホームレス生活の後未婚の母親が暮らす施設に送られたり後に年上の裕福な男性と結婚したりしていたそうだけどその後の顛末を見るといずれの環境も彼女の魂を救えなかったらしい
同じことの繰り返しになるけど彼女の生い立ちを考えるとそれも無理ない気がする


映画に関してはシャーリーズ・セロンの体当たり演技が話題だったけど確かによくやったなぁと思った
見ていて違和感無かったです
あんなに綺麗な人が醜いおばさんに変身したのも凄い
特に顔がアップになった時に肌の汚さが際立ちメイクの人凄いな~と感心した
でも実際のアイリーンの生前(服役中)のインタビュー映像を見たら普通に綺麗な肌だったのでだいぶ違うな~と思ったけど(ホリエモンさんも釈放後別人のように痩せてすっきりしていたのでアイリーンも服役する前の方が肌も荒れていたのかも)
でも全体的な雰囲気はよく似ていたので巧く作ったなぁと思いました
歯並びの悪いところも巧く作ってありました
本人の映像を見ると目つきの険しさが違うなぁと思ったけど









懐かしのオスカー受賞シーンをどうぞ




もう当時のBFとも別れたそうですが寂しいですね~(T_T)
やはり愛は遷ろうものの様ですね

『21グラム』も同じ年の作品だったんですね~
『恋愛適齢期』も☆
ダイアン・キートンのファッションが素敵♪



私的なツボは恋人役がクリスティーナ・リッチだったことです
個性的で好きな女優さんです
難しい役だったと思うけどこれもよくやったなぁと感心
因みにアイリーンの名は劇中でもそのままだけど実際の恋人だった人の名前は代えているんですね

ネット上の海外の記事で読んだのですがアイリーンは一連の殺人に恋人は関与していないと供述しそれは彼女(恋人)を守るためだったとか
一方で恋人はアイリーンのことを映画化して売る計画を立てていたとか
詳しいことは分かりませんが
益々アイリーンが可哀想でした


エンドロールでdont stop believin’が流れ出した瞬間ローラースケートシーンが走馬灯の様に蘇えり胸が痛いのなんのって(T_T)


アイリーンの

「あんたに愛されずに死にたくなかった」


の言葉が忘れられない


因みに3月にJourneyのライヴ中継がwowowであって録画したのを見ましたが率直な感想でArnelさんも十分素晴らしいけどやっぱりSteve Perryに代わる人はいないんだなと実感してしまいました
(あくまでも個人の感想ですので悪しからず)
今作で件のシーンでこの曲を聴いたときもしみじみSteve Perryは最高だったなと思いました

今JourneyはGlee(私は一度も見たことないけど)のお陰でJourneyを知らない世代にもファンを増やしているらしいと聞き何だか複雑な気持ちです


因みにSteve Perryと今作の監督のPatty Jenkinsさんはお友達らしくimdbに仲良さそうな写真がありへぇ~と思いました
Pattyさんは今作以降劇場用の作品は撮ってない様ですが又撮って欲しいなぁと思いました


TV(BS)にて
☆☆☆☆☆☆☆







コメント

No title

ヴォスさん

ジョン・ヴォイドにそっくりという意見は他でも見ました

私はアイリーンの人生のことしか考えられませんでした

No title

この時のシャーリーズ・セロンはまさにモンスターでしたね。
ジョン・ボイドにしか見えなくて、顔ばっかり気になって私は映画に集中できなかった(苦笑)

No title

tedさん

興味深い作品と思いますので是非御覧くださいね~☆

No title

りゅうちゃん

シャーリーズさんは太るよりも痩せるのがきつかったとありましたよ~

4週間で元に戻したそうです
凄くきつかったと思いますね
私は3ヶ月で10kgだったので

そうですね~
役者さんによって印象違いますよね

No title

Eさん

アイリーンは死んでホッとしてるのかもしれないと思いました
この世は彼女には苦しいところだっかたら

女優さんて大変ですよね
太ったり痩せたり(-_-;)

No title

これは、いつか友達がお勧めしてくれた気がします!
でもまだ見てません^^;
サスペンスっぽいけど、実はラブストーリー…ですか!
それはなかなか興味をそそられます^^
いつか、見てみますね。

No title

こんにちは(^0^)

モンスターは私も以前見ました。
アイリーンを演じるためにかなり太る努力をして凄い女優さんだな~って思いました。
この映画の後、体型を戻すまでも早かったですが、女優さんというお仕事も演じる人によって仕上がりも違ってきますよね。

No title

アイリーンの生い立ちをあまり知らなかったのですが、
かみえるさんの記事で、知れました=3
いやぁ・・すごいですね(--;
これじゃあ、まっとうな人生を歩めって方が難しいです。。

シャーリーズセロン、役者ですねっ!
最初誰だかわかりませんでした。

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三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
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