ディア・エヴァン・ハンセン

　　　　2021    138分　

　　　　　アメリカ

「ラ・ラ・ランド」「グレイテスト・ショーマン」の音楽チームが楽曲を手掛けた大ヒット・ブロードウェイ・ミュージカルを「ワンダー 君は太陽」のスティーヴン・チョボスキー監督が映画化。自殺した同級生の両親に親友と勘違いされた孤独な高校生が、彼らを悲しませないようにとついた嘘に振り回されながらも、やがて本当に大切なことに気づいていく葛藤の青春模様を描く。主演はブロードウェイ版でも主人公を演じたベン・プラット。共演にケイトリン・デヴァー、エイミー・アダムス、ジュリアン・ムーア。

　母と２人暮らしの高校生エヴァン・ハンセンは、学校に友だちのいない孤独な日々を送っていた。ある日、セラピーの一環で自分あてに書いた手紙を、彼が秘かに思いを寄せていたゾーイの兄コナーに奪われてしまう。後日、校長に呼び出されたエヴァンは、コナーが自殺したことを知らされる。しかも、コナーがエヴァンから奪った手紙を見た両親は２人が親友だったと勘違いしていた。彼らを悲しませたくない一心で、ありもしないコナーとの思い出を話して聞かせるエヴァンだったが…。

allcinemaより

ミュージカルは進んでは観ませんが、ストーリーに惹かれて観に行きました。とても良くできた(面白い)脚本と思いましたが現実はそんなに甘くないと思ってしまった部分があります。「声をあげれば誰かが見つけてくれる」それが理想ですが見つけてもらえなくて孤独死する人が沢山います。半分ファンタジーかなと。良い話ですが。

一番感心したのは楽曲の良さ。プロの仕事だなあと。それからベン・プラットの歌唱が見事。演技も良かったけれど極度の対人恐怖症の人があんなに早く人に心を開くのかという疑問はありました。エイミー・アダムスがミュージカルが得意なのは知ってたけど歌唱が一曲だけなのがびっくりだった。主役じゃないからね。ケイトリン・デヴァー大好き。これからも活躍してほしい。

いい話だけど手放しで「感動した❗😭」と言える感じではなかったです。『ラ・ラ・ランド』『グレーテスト・ショーマン』の方が好きだし『ワンダー君は太陽』の方が感動した。

★★★★★