ドライブ・マイ・カー
- 2022/01/13
- 20:55

2021 179分 日本
「ハッピーアワー」「寝ても覚めても」の濱口竜介監督が主演に西島秀俊を迎えて村上春樹の同名短編を映画化し、カンヌ国際映画祭でみごと脚本賞に輝いた人間ドラマ。秘密を残して急死した妻に対する喪失感を抱えたままの舞台俳優兼演出家の男が、専属ドライバーとなった孤独な女性と行動をともにしていく中で次第に自らの運命と向き合っていく姿を緊張感あふれる筆致で描いていく。共演は三浦透子、霧島れいか、岡田将生。
舞台俳優で演出家の家福悠介は、妻の音と穏やかで満ち足りた日々を送っていた。しかしある日、思いつめた様子で“今晩話がしたい”と言っていた音は、家福が帰宅する前にくも膜下出血で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。2年後、『ワーニャ伯父さん』の演出を任された演劇祭に参加するため愛車で広島へ向かう家福は、寡黙な女性みさきを専属ドライバーとして雇うことに。やがて様々な国から集まったオーディション参加者の中に、かつて音から紹介されたことのある俳優・高槻耕史の姿を見つける家福だったが…。
舞台俳優で演出家の家福悠介は、妻の音と穏やかで満ち足りた日々を送っていた。しかしある日、思いつめた様子で“今晩話がしたい”と言っていた音は、家福が帰宅する前にくも膜下出血で倒れ、そのまま帰らぬ人となってしまう。2年後、『ワーニャ伯父さん』の演出を任された演劇祭に参加するため愛車で広島へ向かう家福は、寡黙な女性みさきを専属ドライバーとして雇うことに。やがて様々な国から集まったオーディション参加者の中に、かつて音から紹介されたことのある俳優・高槻耕史の姿を見つける家福だったが…。
allcinemaより
前からずっと観たかったのですが上映館がいずれも遠く😑💧覚悟して遠出して観てきました。
原作は未読です。残念ながら私はあまり感動できませんでした。クライマックスシーンもうるっともしませんでした。つまらないとも思いませんが遠出してまで観る程の作品とは思いませんでした。脚本は良いと思うし部分的には共鳴できるのですが(特に高槻の独白)何故か感動できなかった。西島さんの演技に深みを感じられなかった。苦悩がイマイチ伝わってこない。『昨日何食べた?』の様な役の方が合っていると個人的には思う。海外で評価が高いのは村上春樹の原作というところが大きいのではと思う。多言語が飛び交うところもそうなのかも。でも何故あんなに韓国をフィーチャーしているのかというのは分からなかったが。韓国人夫妻と手話の演技はとても素敵だったし本作のポイントの一つと思うけど。岡田君演じる高槻の存在がアクセントになっていて良かった(彼は自分を見つめたらあの様な結末に至るしか無かったのか?何で🥺)。他の出演者たちも良かったと思う。西島さんが残念だった。
たまたまだけど本作を観る前日にラジオで広島出身の某氏が出ていて広島について話していた。広島はどんなところですか?との問いに「内海で島々がずっと重なって見える。ヨーロッパや他にも色々なところに行ったけれどああいう景色は他に無い」との言葉がとても印象的だった。その翌日に本作を観て、重なった島々は見えなかったが複数の広島の風景を垣間見ることができ、どれも印象的だった。特に家福の広島での宿の部屋越しの海が美しかった。広島に行きたくなりました。
こんな記事を今読みましたが。個人的には『パワー・オブ・ザ・ドッグ』の方がずっと面白かったし印象深かったのでジェーン・カンピオンに一票。
因みに村上春樹原作の映画では全部は観てないけど『バーニング 劇場版』が良かったです。
どうでも良いことですみませんが三浦透子さんてフローレンス・ピューに似てませんか?特徴のあるお顔ですね。原作の方のキャラは知りませんが、映画におけるキャラには合っていたと思います。
本作を観て西川美和さんの『永い言い訳』を思い出しました。映画は観ていませんが小説を読みました。突然妻を失い、時間をかけて自分と向き合っていくというところが共通していました。
★★★