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ホームレス ニューヨークと寝た男

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2014 
オーストリア/アメリカ 
84分


ニューヨークでファンッション・フォトグラファーとして活躍するマーク・レイ。長身でデザイナーズ・スーツを華麗に着こなす彼は、実は家を持たないホームレス。ファッションショーや華やかなパーティ会場にも顔を出す一方、寝床は雑居ビルの屋上。吹きさらしで寝袋にくるまり一夜を明かす日々。彼はこの奇妙な二重生活を6年近くも続けていた。本作は、そんな厳しい競争社会を自分なりのこだわりで生き抜くホームレス・ニューヨーカー、マーク・レイの日常に密着した異色ドキュメンタリー。

allcinemaより


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ファッショナブルな(⁉️)ホームレス男性のドキュメンタリー。
御歳52歳(当時)のイケメンホームレス。元モデル。職業はファッションフォトグラファー(ほぼ自称)兼俳優。共に自活できるだけ稼げておらず、よってビルの屋上に不法侵入して防水シートを被ってそこで寝泊まりしている。俳優としてはエキストラや台詞が一言二言のちょい役が時々あり、それで糊口を凌いでいる。
ジム代125ドル、食費145ドル、健康保険料280ドル、飲み代300ドル。喫煙している。恋人無し。縁があればワンナイトスタンドを楽しむ(らしい)。家が無いのでお持ち帰りはできない。ニュージャージーに実家があり母が一人で暮らしている。兄弟とは仲が良いそう。

まずNYという寒いところで野宿(コンクリートの上に❗)を5年以上もしていてよく健康でいられますね。驚きです。
普通に考えればジム代と飲み代(煙草代も)を節約して、何処か屋根のある部屋を借りると思いますが。NYでは無理なのかな。或いは実家に戻る。彼のポリシーにそれは無いのですね。
折角容姿が良いのだからモデルを続ければ良かったのに。高望みをしなければ仕事はあるのでは?レイ氏曰く「モデル時代は良かったけど全く知性を使わない仕事だ」とのことです。

ホームレスになったきっかけはカメラマンのアシスタントか何かの仕事で外国に行き、その人の助手になりたかったけど上手くいかずに一文無しで帰国。その時に泊まったドミトリーで酷く床虱(とこじらみ)にやられ、友人に感染したくなかったから友人宅には泊まらなかった。で、結局ホームレスになったらしいです。

オリヴィア・コールマンがオスカーのスピーチで言っていました「この間までお掃除の仕事をしていたのよ」と。最近ネットで読んだのですがミュージシャンにもファンが多い、某有名ミュージシャンが晩年はお皿洗い等の仕事をしながらマイペースで音楽活動をしていたとのことです。何を言いたいかと言うと自由業で生きていくってその位大変なんですよね。賢明な人なら何年かやって駄目なら堅実に食べていける職に就くと思うのだけど。大学出てるんだから選ばなければ仕事あるよね?

この人いつもモデル系の女性に声をかけて写真を撮りまくっていて、それはいいけど(有名モデルだとエージェントの許可が無いと駄目らしいけど)、その際に女性たちにいつも胡散臭いことを吹聴している様を見て、才能云々の前に人として駄目だわと思ってしまいました。作品の終わりでは「これを見た人は少しでも寄付してくれ」と言っていましたが。五体満足なのだから地道に働くべきです。

今はどうしているのかと調べてみたらとりあえず実家に帰ったらしいとあったけど、今もそうなのかは分かりません。インスタをやっている様で一日前の最新の更新がありました。ウクライナに関することでした。とりあえず就職したとか写真と俳優で成功したという話は聞いていないので相変わらずなのかなと。2014の作品で当時52歳だから今60歳位と思うのですが。

ドキュメンタリーとしては面白かったと思います。


★★★★★★★




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