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余命10年

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2022     124分 日本

小坂流加の同名ベストセラーを「糸」の小松菜奈と「今夜、ロマンス劇場で」の坂口健太郎主演で映画化したラブストーリー。不治の難病で余命10年と宣告され、もう恋はしないと心に決めたヒロインが、それでも一人の男性と恋に落ち、葛藤しながらも残された時間を懸命に生きていく切ない恋模様を綴る。監督は「新聞記者」「ヤクザと家族 The Family」の藤井道人。
 20歳の時に数万人に一人という不治の病にか
かり、自らの余命が10年であることを知った茉莉。避けられない死を静かに受け入れるため、もう恋はしないと誓っていた。ところがある日、同窓会で再会したかつての同級生・和人に思いがけず心惹かれていく。やがて、会うべきではないと思いながらも、和人との距離が縮まっていくことに喜びを感じていく茉莉だったが…。


allcinemaより


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ずっと観たくてやっと観ました。いやー。。。泣きました😭😭映画館でこんなに泣いたのはいつ以来かと。嗚咽を我慢するのが大変で、マスクは涙と鼻水で再利用不可に(笑)周りの観客も泣いていました。

『糸』『花束みたいな恋をした』以来の傑作ラブストーリーだと思います。ストーリー自体は淡々としているのですが、役者が良かったと思います。特に小松菜奈さんとその家族が良いです。茉莉が最後まで顔色が良かったのが残念だったのと、旅行の最後のシーンが個人的にはひっかかりましたが(大人なのだからもう少し違う方法があったのではと。でも彼の性格ではあれしか無かったのか)。それ以外はとても素晴らしくて泣くしか無かったです🙇💨桜がフィーチャーされていましてその使い方がとてもドラマチックでしたね。

エンドクレジットで『小坂流加に捧げる』と出たのを見て、え⁉️これって実話なの⁉️😮と思ったのですがそうではなかったです。只小坂さんと茉莉は同じ病でした。ですので映画のストーリー自体は実話ではないようですが、茉莉のモデルは小坂さん自身ですね。終盤の展開は事実と重なっているのでそれを知るとより胸が締めつけられるものがあります。

茉莉のやけ食いのシーンを見て『糸』のかつ丼(親子丼?)シーンを思い出した方も多いのではないでしょうか。あのシーンも涙が出ましたが(あのシーン大好きです)今回もやっぱり泣けましたね😭小松さんの演技ってわざとらしさを感じさせないのが素敵です。そして先程も触れましたが茉莉の家族のキャスティング。


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松重さん(お父さん)、原さん(お母さん)、黒木さん(お姉さん)。どう見てもてっぱんですが実際てっぱんでした。坂口さんも他の役者さんも皆良かったです。家族以外では特に茉莉の編集担当の女性がとても素晴らしい親友だなと思って泣けました🙇

すみませんがこの後に見た作品がたまたま同じテーマのものでしたが、雲泥の差という印象でとても残念なものがありました。

本作は別に家でTVで見ても良い作品とは思うのですが、桜のシーンがとても美しいので、できれば映画館で観た方が良いと思います。


難病もの、闘病ものの映画化作品は実話以外のものは、悪くはないけれどどうもリアリティを感じられないというものが私的には結構あります。例えば『君のすい臓を食べたい』『そしてバトンは渡された』など。
本作は実際にこの様な人生を歩まれた方が自分は周りにいた経験が無いので現実的には分かりませんが、私は茉莉の生き方に共感できました。

これからご覧になる方は絶対にハンカチ(かタオル)、ティッシュを御持参ください。

蛇足ですが(本当に蛇足💧)この映画を観る前日にたまたま松重さんご出演のバラエティ番組を見まして、池上彰さんと松重さんが一緒に古地図を辿って歩く番組でしたが、お二人が不忍池の畔に座って・みはし・の餡蜜を食べるシーンがとても良かったです😌💝お二人とも実直と言いますか、しばし黙って黙々と😆甘味が大好きでいらっしゃるそうです。松重さんのファンになりました。みはしの餡蜜には思い出があります。本当に美味しいです。また食べたいです。


★★★★★★★★


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