オスカー感想
- 2022/04/06
- 20:44
録画してあった字幕版(3h)を先日見ました👀💡
オスカーはWOWOWで放送されるものを毎年見ていますが、事前に各部門候補を細かくチェックしたり受賞予想したりはしていません。作品賞、主演・助演賞をざっとチェックしてアニメなどもNetflixで見れるものは見たりしますがそんなに熱心にはやりません。
今年自分が幾つか見た候補作品の中で(見ていないものも多いです)最も好きだったものは『パワー・オブ・ザ・ドッグ』と『タミー・フェイの瞳』だったので、この2つは是非受賞してほしいと思っていました。特にジェシカ・チャステインが圧巻の演技だったので絶対に獲って欲しかったです。もし獲らなければしばらくふてくされたいと思っていたくらいだったので受賞して嬉しいです✨🙌👏👏👏✨伝説になる演技だと思います。
パワー~は非常に味わい深い且つ個性的な作品だったので個人的には作品賞を獲って欲しかったですがそれは叶わず。しかし監督賞を受賞したのでとても嬉しいです✨🙌👏👏👏✨。パワー~はNetflixでメイキングオブのドキュメンタリーが公開されていますが、それを見てこの作品への監督の思い入れや理解の深さを知ることができてこの作品を尚好きになりました。それを観てこれは実話ベースだと知って驚きました😮
『ベルスァスト』と『リコリス・ピザ』。共に未見なのですが絶対に好きだと思うので、もし観ていたらケネス・ブラナーとポール・トーマス・アンダーソンにも監督賞を獲って欲しいと思ったかもしれません。ドライブ~は私はあまりピンと来なかったし、観てから言えと言われるのでしょうが、ウエストサイド~は観てないけどオリジナルが大傑作だと思っているので個人的にはリメイクしてほしくなかったです。スピルバーグだから素晴らしい出来なのでしょうけれどあまり観たいと思えません。ジョージ・チャキリス以上にカッコいい人はいないと思うところも大きいかもしれません。
早く観た~い😆
作品賞『コーダ あいのうた』は素晴らしかったので受賞して嬉しいけど個人的にはパワー~が良かったです。その位印象が強かったです。
個人的に思いがけず感動したのは『サマー・オブ・ソウル』‼️長編ドキュメンタリー賞を受賞しました✨👏👏👏✨とてもインパクトのある作品でした。候補になっているのを知らなかったのでサプライズの感動でした。監督が受賞スピーチで「(ハーレム・カルチュラル・フェスティバルを)両親と観に行く筈だった」と言ったあと涙ぐんで言葉につまったシーンが彼のハーレムへの愛の深さを表していたと思います😢💘✨個人的にはこの作品は音楽的にもハーレム(アメリカ)の歴史の記録としても貴重なものなので本当に見れて良かったです。
他には毎年メモリアルコーナーに注目するのですが、今年は(いつもだけど)裏方の人が多くて知らない人が多かったです。表の人ではウィリアム・ハートとオリンピア・デュカキスが亡くなっていると知らなかったので驚きました。あと画面には出ませんでしたが作家のジェーン・ディディオン(『スター誕生』など映画の脚本も書いています)も彼女のドキュメンタリー映画も記憶に新しかったので残念でした🙇ピーター・ボグダノヴィッチも🙇
皆様のこ冥福をお祈りいたします。
ボグダノヴィッチの『ラスト・ショー』大好きです。また見たい😭💘
他に自分が見た中で印象に残った候補作は『オーディブル:鼓動を響かせて』です。ろう学校の高校生アメフト部の最後の試合までの日々を追ったショートドキュメンタリーです。友人の自殺や不幸な生い立ち、その他様々な悩みを受け止め、今この瞬間を真摯に生きる若者たち(一部大人も出てます)の姿に感動しました。オスカーの授賞はなりませんでしたが心に残る作品になったので見れて良かったです。こちらのカテの受賞作品もスポーツ作品で女性アスリートの人生を追ったものの様でした。是非見てみたいです。
ざっとそんな感じでした。私は衣装や撮影など俳優以外の諸々の裏方の人たちにも興味があるので、そういう人たちを色々見れてスピーチも聞けて楽しかったです。
今年のオスカーはウィル・スミスの話題が全部持っていってしまったという感じでしたね。この事に関しては全てがとても残念です。私はクリス・ロックにも非があると思います。
個人的に容姿のことをネタにするのは時代錯誤だと思います。
この一件を見聞きしてからずっと頭に浅野内匠頭、殿中抜刀、「遺恨あり」、喧嘩両成敗などの言葉が渦巻いています🌀
『ドリーム・プラン』は未見ですがテニスファンなのでウィリアムズ姉妹の活躍はデビュー当時からずっと見てきました。昔はいつもファミリーボックスにお父さんとお母さんの姿がありましたが二人が並んで座っているのは見たことがありませんでした。娘たちは成功したけれど夫妻としては色々あったのだなと一緒に座らない二人を見て思いました。その内離婚したと聞き、お母さんはウィリアムズ姓ではなくなりました。その頃からだったか?あまりお父さんの姿を見なくなりました。以降全く見なくなって久しいです。今でもウィリアムズ姉妹の試合にはお母さんの姿は見ますが(コロナ以降はその限りではないかもしれませんが)お父さんは完全に「あの人は今」?です。お父さんは数年前からご病気で再再婚の奥さんとも離婚されたとか。
大阪なおみ選手のお父さんがウィリアムズ姉妹のお父さんを参考に大坂さんを世界チャンピオンに育てたのは有名な話ですね。
そんな感じでテニスコートの現場の映像をTVで見てきただけですが、そこにもいつもドラマを感じました。
ジェーン・カンピオンのウィリアムズ姉妹に対しての発言にはがっかりだけど仕事(パワー~)はお見事でしたね。
昨日ネットのニュースで見た『ドライブ・マイ・カー』の濱口監督の言葉が印象的でした。
「アジアの映画は注目されていると思うけれど、現代の日本映画は注目されていない」
そうだろうなあと。面白くないものね。『ドライブ・マイ・カー』が注目されたのも村上春樹の原作であることと多国籍な構成(フィーチャリング韓国)だったからだと思います。
実際に韓国、中国、その他のアジアの国の映画の方が邦画より面白いと思うことの方が多いです。
最近Netflixで『桜のような僕の恋人』が配信されましたが、あれを配信するなら『余命10年』を配信して欲しいと個人的には思いました。折角全世界に配信するのだから質の良いものを配信して欲しいと思います。良い映画だから海外の人も共感してくれるかは分からないけれども少なくとも質の良いものを配信して欲しいです。桜の~は悪くはないけれど、良いとも思えなかった。こういうことを言うと一部の人から攻撃されそうで恐ろしいけど私はそう思いました。まあ確かにNetflixでも海外作品でもイマイチのものは少なからず配信されていますけれども(あまりにもつまらなくて途中で見るのをやめたものもあります。因みに台湾の映画でした。台湾作品大好きだけどそれはつまらなかった)。傑作はそうそういつもはありませんが、邦画もなるべく一度見たら忘れられないものを配信して欲しいです。
今回『コーダ あいのうた』が高評価だったのは「愛」という普遍的なテーマを分かりやすい形で表現していたからだと思います。個人的には『半地下の家族』の様な根底がダークなものよりも好きです。今はコロナや戦争で暗い時代だから『コーダ』の様な作品が求められるのかもしれません。邦画はその種の作品は得意分野ではないのでしょうか。
スタンディング✨両手ヒラヒラ✨(手話で称賛の意味だそうです)オベーション。感動しました。
あと今年会場にDJがいましたが、その選曲がとてもツボでした。王道のブラックミュージックで最高でした😌💓🎶
長くなりましたが以上。
映画はやっぱり楽しいですね。
ずっと続く文化でありますように。