
2022 150分 日本
本屋大賞に輝いた凪良ゆうの同名ベストセラーを「ちはやふる」の広瀬すずと「新聞記者」の松坂桃李の主演で映画化したヒューマン・ドラマ。女児誘拐事件の被害者と加害者として世間の注目を集め、その15年後に偶然の再会を果たした2人の揺れる心の軌跡と事件の真相を繊細な筆致で描き出す。共演に横浜流星、多部未華子。監督は「悪人」「怒り」の李相日。
10歳の少女・更紗は、引き取られた伯母の家に帰ることを躊躇い、雨の公園で孤独に時間を持て余していた。そこに現れた孤独な大学生の文は、少女の事情を察して彼女を自宅に招き入れる。更紗は文の家でようやく心安らかな時を過ごし、初めて自分の居場所を手にした喜びを実感する。しかし2ヵ月後、文は誘拐犯として逮捕され、2人の束の間の幸せは終わりをつげる。15年後、恋人の亮と同棲生活を送っていた更紗は、カフェを営む文を偶然見かける。事件のせいで辛い日々を送ってきたであろう文のことが、どうしても気になってしまう更紗だったが…。
allcinemaより
何とか劇場で観たいと思いながらなかなか行けませんでしたが、ギリギリで間に合いました💨2時間半の長尺なのでトイレが心配でしたが、無事に最後まで飽きずに観られました。タイプ的にはとても大好きでした。しかし話がよく分かりませんでした。これは原作を読まないと意味を理解できないのでしょうね。そもそも文はロリコンなのですか?ロリコンなら興味の対象が成長すると興味を失う様なのでそこで話が終わります。文と更紗は性別や年齢を超えたソウルメイトだったのだと理解しましたが。。。(でもケチャップのシーンはロリコン入っているんだけど)。文の病気もあれでは何なのか全然分かりませんでしたね。
小説を読むと何故更紗の夕飯がアイスクリームなのかや文の病気についても詳しく分かるらしいですが。うーんやっぱり原作を読まないと駄目みたいですね。まだ『余命10年』(映画を先に観ました)も読み終わっていないので読むとしても先になりますが、おそらく原作も辛そうなのであまり気が進まないかな。
よくは理解できなかったけど映像は良かったし(バーニングのカメラマン!)役者も素晴らしかったです。主演は勿論だけど個人的には汚れ役の横浜流星がお見事でした。本作は更紗と文の痛みがテーマと思いますが、そこはよく伝わりました。本作を見て世の中というのは本当に生きにくいところだなと。特に文の様な優しい人ほど。
現実的にはどうやって生きていくのかと思ってしまうけど、自分を理解してくれる人に巡り会えたのは奇跡と思うし、やっぱりソウルメイトと思うので何とか幸せになってほしい。
趣里ちゃんの娘さんがマンションのベランダで椅子の上に立った時危なくてドキドキしました。あのシーンは感心しません。
激しいDVシーンがあるのでDV経験者は見ない方が良いかも。
★★★★★★★