2つの人生が教えてくれること
- 2022/08/22
- 11:37

2022 110分 アメリカ
Netflixより
テキサス大学を卒業間近のナタリーは、卒業後親友のカーラとLAに住むのを楽しみにしていた。そんな時友人のゲイブとあまり深く考えずに関係を持った後、気分が悪くなり妊娠検査をする。
その後妊娠していたナタリーと、妊娠していなかったナタリーのそれぞれのストーリーを交互に描きながら進みます。前者は実家に住み出産子育て。後者はLAに行き大好きなアニメ業界で働きます。
★☆★ネタバレ注意☆★☆
両者とも紆余曲折ありますが、結局ハッピーエンディングなんですよね。そこは映画ならではかなと思いました。まあ仕事の方は才能があったのだとは思いますが、それにしても簡単に道が開ける。好きな人とも結局上手くいく。遠距離の彼と破局した後に彼がいきなりカナダから会いに来てくれたり(仕事が手が離せないんじゃなかったの?)。リアリティが無く。こういうこともあるかもしれないが、ちょっと上手く行きすぎてあまりピンと来なかった。これだから映画はなあと思ってしまった。八方塞がりのプレイリストのほうがリアリティがあった。同じ様に絵で身を立てたいと奮闘する女性の話です。でも年齢が違ったし専門的知識の有無も違うようでしたが。あとゲイブはミュージシャンでドラマー。彼も早々と成功の道を進んでいたが、これはサウンド・オブ・メタルの方がリアリティがあった。あれだけ全力で頑張っても人生ってこんなに厳しいんだという。
しかしこの映画の言わんとしているところは、「どんな状況であっても自分を信じて行動すれば大丈夫」ということですね。
上画像のカバーにある言葉
Wherever life takes you let love guide you
これは人生どうなっても愛があれば大丈夫ということですね。分かるような分からないような感じですが😅やっぱり自分を信じていくということで良いのかなと。愛という意味ではナタリーは子供も大事にしているし周りの人にも普通に愛情を持っています。これは基本ですよね。
本作を見ていてお母さんになってから大成功した人を思いました。J・K・ローリングやアニエス・ベー、マリリン・モンローもそうでしたね。寂聴先生も。やはり皆さん自分を信じていたのだと思います。
同じタイプの作品として『スライディング・ドア』が挙げられています。昔見てとても面白かったのは覚えていますが、内容を大分忘れてしまっているので久しぶりに見ようと探しましたが、自分が見られるサブスクには何処にもありませんでした😢有名作品でも古くなるとこういうパターンが多くて残念です。
主演の女優さんが誰かに似ているなあと思ったらブリタニー・マーフィーでした。あとティナのお父さん役のルーク・ウィルソンが和みました。
最近のネトフリ映画はピンと来るのがなかなか無いけど(ROMAの様な傑作をお願いします‼️無理かな~😑)、本作は傑作とは思えないけどそこそこ楽しめました。
★★★★☆