レクイエム・フォー・ドリーム
- 2022/11/06
- 16:09

2000 102分 アメリカ
斬新な低予算SF映画「π」で世界を驚かせたダーレン・アロノフスキー監督が孤独と背中合わせに生きるごく普通の男女が破滅へと落ちていくさまを鋭く描いた衝撃のドラマ。コニー・アイランドの寂れた海岸。古いアパートに住む孤独な未亡人サラは、ある日、大好きなTVのクイズ番組から出演依頼の電話を受け、思い出の赤いワンピースを着て出場しようとダイエットを決意する。一方その一人息子ハリーと恋人マリオンのもとに、友人のタイロンが麻薬密売の話を持ちかける。一時はそれぞれに人生がうまく回り始めたかに思えたのだが……。画面分割やコマ落しなど映像技術としては使い古された手法が多用されてはいるものの、説明過多とも言えそうな、ひとつ間違えれば“野暮”になりかねない、その映像と音楽の饒舌さが(特にクリント・マンセルの音楽は侮れない!)、この場合、効果を最大限に発揮して観る者の感情を揺さぶる。ドラッグの怖さを描くというよりも、監督自身が“モンスターの出ないホラー映画”というように、観客の心臓をどれだけ鷲づかみにできるか、それが目的で作られたことが窺われる。あまり難しいことは考えずに、ジェット・コースターに乗るような気分で全身でその衝撃を体感したい一作。
allcinemaより
20年位気になりながらトラウマになるのが怖くてずっと見れなかった本作。ついに見てしまいました😣😨
終盤の手前まで全然耐えられましたが(そこまでも当然気持ちよくはないけど)、終盤はやっぱり結構トラウマ系でしたね。一部目を瞑ってしまいました。でも全然ハネケ作品程の衝撃ではないかなと。ハネケ作品は本当にトラウマになったので。訴えたいと思ったくらいズタズタに(@_@)
まず冒頭で、誰だこのイケメンはと思ったらジャレット・レトーだった。こんな昔から映画に出ていると知らなかった。エレン・バースティンはとても素晴らしかった。この人はもっと評価されていいと思う。ジェニファー・コネリーはこういう汚れ役がハマりますね。『バージニア・その町の秘密』でも人生に疲れた女性の役がとても良かった。
登場人物が全員不幸なんだけど、皆自業自得。お母さん(サラ)だけいい人だから可哀想だった😢💔でも作りがちょっと大雑把かと。サラが飲んでいた薬だけどあんな大量には処方されないのでは?電気ショック療法って遥か昔の話ではないの?よく知らないけど。そこら辺が安易に思えましたが。
正に『人間やめますか、覚醒剤やめますか』というコピーを思い出した内容でした。
アロノフスキー作品は幾つか見ましたが、印象に残っているものは少ないです。『ファウンテン 永遠につづく愛』は特にとてもつまらなかった。今はNetflixの『グッド・ナース』が話題ですね。監督じゃなくて製作ですが。これは面白そうなのでいずれ見ようと思います。
★★★★★