おおかみこどもの雨と雪
- 2022/11/30
- 19:53

2012 117分 日本
「時をかける少女」「サマーウォーズ」の細田守監督が贈るファミリー・ファンタジー・アニメ。“おおかみおとこ”と恋に落ち、2人の“おおかみこども”を生んだ一人の女性を主人公に、母親と子どもたちとの絆と成長を美しい自然の風景をバックに丁寧な筆致で描き出す。声の出演は宮崎あおい、大沢たかお、菅原文太。
大学生の花は相手が“おおかみおとこ”とは知らずに恋に落ちてしまう。しかし、“おおかみおとこ”であることを打ち明けられても花の気持ちは変わらなかった。やがて2人の間には、人間とおおかみの2つの顔を持つ“おおかみこども”、姉の“雪”と弟の“雨”が生まれる。そして雪と雨が人前でおおかみにならないよう注意しながら、家族は都会の片隅でひっそりと、しかし幸せに暮らしていた。そんなある日、父親の“おおかみおとこ”に突然の死が訪れる。花は悲しみに暮れながらも、子どもたちを一人で育てるために決意を新たにし、緑豊かな山あいの村へと移り住む。大自然の中でのびのびと成長していく雪と雨。だが、2人には重大な選択のときが迫っていた。
大学生の花は相手が“おおかみおとこ”とは知らずに恋に落ちてしまう。しかし、“おおかみおとこ”であることを打ち明けられても花の気持ちは変わらなかった。やがて2人の間には、人間とおおかみの2つの顔を持つ“おおかみこども”、姉の“雪”と弟の“雨”が生まれる。そして雪と雨が人前でおおかみにならないよう注意しながら、家族は都会の片隅でひっそりと、しかし幸せに暮らしていた。そんなある日、父親の“おおかみおとこ”に突然の死が訪れる。花は悲しみに暮れながらも、子どもたちを一人で育てるために決意を新たにし、緑豊かな山あいの村へと移り住む。大自然の中でのびのびと成長していく雪と雨。だが、2人には重大な選択のときが迫っていた。
allcinemaより
まず絵が平面的でそこが私的には盛り上がりません。日本のアニメを見ているとどうしてもそう感じてしまいます。ピクサー、ディズニー、ドリーム・ワークスアニメーションなどを見ているとそう感じないのですが。
ストーリーは良いお話しだと思いました。狼族が出てくるので昔大フィーバー(死語だけど使いたい笑)したトワイライト・サーガを思い出しました。彼女の場合は夫はバンパイアでしたが狼族とも交流がありましたね。
一番思ったのはお母さん大変だったなということでしたね。お父さんがいれば狼だから頼れるけどお母さんは人間だからね。本当に手探りですよね。人間が人間を育てるのだって大変なのに。でも13年て子育てにしては短いよね。動物は大人になるのが早いからね。猫も一年で二十歳になってそれから一年ずつ四歳年を取るし。そこら辺は人間と狼のハーフってどうなのかなと思いますが。
☆以下ネタバレ注意☆
雨はいいんだけど雪はどうなったのかなあ。雪は人間の世界を選択したので人間の社会に馴染んでいったとは思うのですが、持って生まれた血は消えないので大人になってそのことで苦労したことはなかったのでしょうか。お父さんは人間と結婚したけど雪はどうだったんだろう。草平みたいに理解してくれる人もいるからそこに望みを託すしかないね。雨は最後の種族の末裔なので山に仲間はいない。なので彼も(は)家庭は持てない。生涯を孤高の狼で過ごすのだろうか。野犬と交配してほしくないなど現実的なことを考えてしまいました。
まあファンタジーなのですが、何故一般人が飼育していた狼が自然保護施設にいるのかなとか(日本で狼飼えないよね。個人に特別許可は降りないと思うけどなあ)、お母さんが引っ越してきた時廃屋の屋根に登って雨漏り修理したりしてたけど素人にああいうことってできないと思うけどなあ。車は誰かが譲ってくれたのかなあ。それにしてはポンコツに見えなかったなあとかどうしても現実的に見てしまいました💧
動物の描写も物足りなかったなあ。そういうタイプの絵じゃない(リアルではない)んだろうけどそれにしても。
子供たちが狼に変身して走り回る姿はとても可愛かったです。お父さんがゴミ収集車で運ばれるシーンは胸が張り裂けた。しかしあれが現実なら専門家の出番です。だって狼だもの。雨が溺れそうになったシーンも涙が出た。助かって良かった😢
このシーンを見て以前TVで見た熊の親子のドキュメンタリーを思い出した。海に魚を取りに入ったお母さんを追いかけていった二匹の小熊の内一頭が波に呑まれて戻らなかった。海を見つめて我が子を待つお母さん熊の姿が忘れられない。雨のこのシーンも自然はいつも死と隣り合わせであるということを思った。
山から聞こえる雨の遠吠えを聞いてお母さんが微笑むシーンは涙が出た。雨は多分もう姿を現すことはなさそうだけど、雪とお母さんはずっと交流して仲良しでいてほしい。
大沢たかおのパフォーマンスは下手だったし合っていなかったと思う。声優を使ってほしかった。
★★★☆