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こちらあみ子

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2022      104分  日本

これが長編デビューとなる森井勇佑監督が芥川賞作家・今村夏子のデビュー小説を映画化。純真無垢で社会に収まりきらない少し風変わりな女の子・あみ子を主人公に、家でも学校でも互いに理解し合えないまま、あみ子の成長とともに周囲との溝が深まっていく姿を、あみ子の心に寄り添いつつ厳しくも優しいまなざしで描き出していく。主人公のあみ子役はオーディションで選ばれた新人、大沢一菜。両親役に井浦新と尾野真千子。あみ子はちょっと風変わりな女の子。優しい父と面倒見のいい兄、書道教室の先生でお腹に赤ちゃんのいる母との4人暮らし。いつも元気なあみ子だったが、相手の気持ちを慮ることができず、彼女の言動に周囲の人たちは振り回されてばかり。ある日、誕生日プレゼントにトランシーバーをもらってはしゃぐあみ子だったが…。

allcinemaより

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原作は未読です。ほのぼのとした和み系のお話なのかなと思いきや思いきりシリアスな話だったので仰天しました😮⚡🌋
きつかったなー😣あみ子さんは純粋な子なのだけれど空気が読めないので周りを振り回してしまってそれが大きな溝になっていってしまうというお話でした。あみ子さんはおそらく発達障害ではないかと思われますが、この物語がいつの時代かは知りませんがスマホが出てこないのでおそらく昭和だと思います。この時代は発達障害に対して今のような認識が無かったと思うので、あみ子さんを理解してサポートしてくれる大人がいなかったのが辛いところでした。両親も社会に適応できない人たちだったしお兄ちゃんはぐれちゃったし。両親の虐待が無かったのは不幸中の幸いだったけどお母さんは病んでしまったので仕方ないけどお父さんがもっときちんとあみ子さんの声に耳を傾けるべきでした。あみ子さんが同級生にボコボコにされた時もお父さんは医師に「転んだ」とか言っていてお話にならなかった。保健の先生があみ子さんのことを分かってくれていた様に見えたけどちゃんとしたサポートまでは行かず、結局ああいう結末になったのを見たときにこの子はちゃんとした大人になれるんだろうか。幸せな大人に。と思いました。あの環境のほうがあみ子さんには幸せに思えますが彼女の今後が心配で仕方ないです。個人的にはもう少しあみ子さんの今後の方向性を示す様なラストであってほしかったです。

上のお兄ちゃんとの2ショット画像。丁度自分がこの歳の頃に丁度このあみ子さんの様なポーズをとって映っている写真があります。自分はその時おにぎりを咥えていたのですが😅自分も空気が読めない方だったし馬鹿なことできたのもこの位の歳までだったかなあとかそこから今までの人生を思うと何ともしみじみした気持ちになりました。


★★★★★★


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