2011 135分 デンマーク/スウェーデン/フランス/ドイツ
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」「アンチクライスト」の鬼才ラース・フォン・トリアー監督が、一組の姉妹とその家族を通して世界の終わりを描く衝撃のドラマ。巨大惑星の異常接近によって終末を迎えようとしていた地球を舞台に、世界の終わりに立ち会うことになった人々の姿を圧倒的な映像美とともに荘厳な筆致で描き出す。主演は、本作の演技でみごとカンヌ国際映画祭主演女優賞に輝いた「スパイダーマン」「マリー・アントワネット」のキルステン・ダンスト。共演にシャルロット・ゲンズブール、アレキサンダー・スカルスガルド、キーファー・サザーランド。 新婦のジャスティンは新郎のマイケルとともに、結婚パーティが行われる姉夫婦の邸宅へと向かっていた。しかし細い道でリムジンが立ち往生、2人は予定時刻を大幅に遅れて到着することに。それは姉のクレアとその夫ジョンが準備してくれた盛大なパーティだったが、情緒不安定なジャスティンはわがままな振る舞いで周囲を困惑させてしまう。それから7週間後、惑星メランコリアはいよいよ地球へと迫り、クレアは不安と恐怖で落ち着きをなくしていく。そんな中、すっかり憔悴していたジャスティンも、すでに月よりも大きくなったメランコリアの姿を初めて目の当たりにするのだが…。〈allcinema〉
私が見た今作のあらすじが結婚式でふさいでいた花嫁が惑星衝突が近づくにつれて気分が晴れやかになっていくというものでこの普通ではないコンセプトが凄くいいなあと思い見ました
こういうアンハッピーが根底にあるものが好きなんですよね
人類滅亡ではなく死が近づいてくる数日間の姉妹の心象風景をメインに描いているところが好きです
冒頭数分間がジャスティンの心象を映す映像美特集で絶望感に溢れていて重々しくも美しい
ロケ地が異次元的に美しいところで高台の海を見おろすヨーロッパのお城という趣
特に披露宴の夜の庭のシーンが幻想的で美しかった
静かで穏やかで平和な夜の筈なんだけどジャスティンの不可解な行動も含めて(爆)嵐の前の静けさという感じでしょうか
キルスティン・ダンストはいい女優さんですね
難しい役だったと思いますがいい感じに演じていたと思います
この作品は何気に豪華キャストで濃い人たちが出てましたが個人的にはウェディングプランナー役のウド・キアがツボでしたね(o^-^o)
シャーロット・ランプリングの着ている服が結婚式(しかも娘の)の場には有り得ない位変だったのが強烈だった(笑)
色々な意味でとても凝っている作品でしたね
シャルロット・ゲンズブールの台詞に「お金なんていくらでもある」というのがありましたが(一度でいいから言ってみたい笑)この人はそういうセレブ、しかもこういうヨーロピアンのお城の様な豪邸にお住まいの(お散歩は姉妹で乗馬の優雅な環境を)が似合いますね
二人の姉妹は全然似ていないので腹違い?なんて余計なこと思ってしまいましたが
でもキーファー・サザーランドは何故?みたいな
別にいいけど他の人でも良かったかなと
あと花婿役の人がイケメンで素敵だったので女性の方はチェックしてみてください
姉妹の心がその時が近づくにつれてどんどん対照的になっていくのがポイントだなあと思いました
あと作品中でポイントのシーンで度々使われていたクラシックの曲が印象的だったのでエンドロールをじっと見ていたらトリスタンとイゾルトという文字が見えたので詳しくは分からないがトリスタンとイゾルト関連の曲らしいと知りトリスタンとイゾルトは悲恋として有名なのでそれも象徴的だなあと思いました
因みにこの監督さんの作品は他にドッグヴィルしか見ていなくてドッグヴィルはあまりにも独特で凡人には作れない作品と思うので鬼才だと思ったけど有名なダンサーインザダークはトラウマになりそうで未だに見る勇気がないのですがとりあえずキングダムを見ようと思っています
TV(BS)にて
★★★★★★★
因みに今回初めて記事の全部を(編集も全部)スマホからやってみたんだけどちゃんとできてるかな?と心配しつつ投稿します
スマホからだと画像の容量が制限があって少ししか載せられなかったけどとりあえずスマホからでもできて嬉しいです
(^-^)v
でもセンター寄せとかスマホからだとできずやっぱりPCの方が確実だしずっと早いですね~