fc2ブログ

記事一覧

NHKハイビジョン特集 フロンティア「カティアとモーリス」

 
 
番組内容についての詳細はこちらをどうぞ
 
 
1991年6月3日。雲仙普賢岳で火砕流に巻き込まれ43人の犠牲者が出た
 
犠牲者の中にフランス人火山学者夫妻のカティアとモーリスがいたことに世界中の火山研究者は衝撃を受けた
 
あの日何故悲劇は起きたのか
今改めて20年前を振り返る
 
NHKと仏の公共放送局france2が共同で取材・製作したドキュメンタリードラマ
 

 

 
 
私は当時普賢岳が噴火したこと
(犠牲者が出たということに衝撃を受けました)
犠牲者の中にカティアとモーリスがいたことは知っていました
二人に興味もありました
 
でも事の詳細は知らなかったので是非この番組を見たいと思って見ました
 
 
内容は当事のニュース等の映像、当事者たち(調査に携わった火山学者、警備にあたった警察官、被災地の市長、地元の消防団員、被災した地元住民)等の証言、生前のカティアとモーリスの映像(二人についての紹介、二人の友人の証言)+再現ドラマで構成されていました
 
 
カティアとモーリスだけにフォーカスが絞られているのではなくて「あの時何が起こったのか」という全体像の中に二人も組み込まれていたのでそこが凄く分かりやすく事の内容を理解することができました
 
 
素人はそもそも噴火自体がどういうものなのかがよく分からないけど火山学者の証言
「これだけの規模の噴火は4千年か5千年に一度しかない。」
という言葉に如何に大変なことが起こったのかということが私にもよく分かった
それに対して被災地の人々がどの様に対応したのかということも大まかに分かった (ここに描ききれていないことも多々あるのではないかとは思うけれど)
 
 
カティアとモーリスについても知識が深まった
二人は「火山の悪魔」と呼ばれ何処にも所属しておらず経済的に自立していてどんな現場にでも出向きぎりぎりまで火山に最接近して誰にも撮れない噴火の様子を映像に収めて来たことで知られていたようです
 
 
「5年生の時から火山に夢中なの。火山が全てなの。」
カティア
 
「難しいだろうけど死ぬ時は火山で死にたいね。」
モーリス
 
この言葉だけで二人の火山に賭ける情熱が伝わりますね
 
 
その大胆さが結局この事故に繋がってしまったのだけれど(普賢岳を上空から撮るためにヘリコプターを希望したが一台もレンタルできなかったという不運も重なり)傷ましい結果になったけれど本人たちはきっと本望だったのではないかと思います
 
 
この番組を見ていたらどうしても今回の東日本大震災と重なった
 
 
被災地の人たちの思いは同じで
「(想定外のことではあったけれど)何故こんなにも犠牲者が出てしまったのか、どうにか防げなかったのか」
どうしてもこの思いが残る(異口同音に痛恨の思いを語る)ところが共通していてとても胸が痛かった
 
 
当事者の一人のマスコミの人が
 
「対策本部には沢山の人が犇いていたけれど誰一人とぢて現状を把握していないように見えた」
 
との言葉が印象的でした
 
 
東日本大震災も想定外だった為に原発事故も含めて大変なことになってしまったけれど火山があるところには噴火が、海があるところには津波が、日本全国には地震がつきものなのであらゆる想定、対策を普段からしておくことが肝心だと改めて思いました
 
 
因みに先ほど地震がありました
地鳴りの音が凄く長くて不気味で身構えましたがあまり揺れませんでした
 
でも怖かったです(>_<)

コメント

No title

茜しゃん

うん分かります
こういうニュース聞くとあの頃忙しかったな~とかって思い出しますよね
音楽もそうですよね

NHK オンデマンドで又見れるはずですが契約してない場合は再放送を待つしかないんですよね~
又放送されるといいですね!

No title

このフランス人のご夫妻のことは少し知ってました…。
雲仙普賢岳の噴火は4千年か5千年に一度しかない規模だったんですかぁー…!
普賢岳の噴火の頃って私は仕事がすごく忙しくて
ニュースもあまり見れなかったんですよね、確か…。
私もこの番組、見たかったですぅ…。
終わっちゃったんですね。。。

No title

フリーダムさん


二人の人生(多くは知りませんが)は表現は悪いかもしれませんが大河ロマンの様にも思いました


生き方がドラマチックで壮絶でしたね


カティアが
「火山は地球の息吹きを感じる」
と言っていたのが印象的でしたが二人の人生も息吹きに満ちたものだったのだと思います

No title

こんばんわ。
このフランス人夫妻の話は私も聞きました。そして不幸にも災害に巻き込まれてしまったのにもかかわらず、悲壮感がなかったのが印象に残っています。本人たちは死んでしまったのでわかりませんが、火山に魅了された、フランス人学者同士の愛し合う2人の死は、言葉は悪いかもしれませんが詩的でもあると思いました。

No title

りゅうちゃん

とてもショックな出来事でしたよね
>いろんな天災があるのは避けられないことで、そこで命を落とされた方を思うと、その瞬間はどれほど苦しく辛かっただろうかと思ってしまいます。



仰る通りです

犠牲になられた方の無念は他人しは窺い知れないものですよね

でもカティアとモーリスは覚悟はしていたのではないかと思います
いつ命を落としてもおかしくない仕事でしたから
とても残念なことでしたけれど

多分天国でも火山の話をして世界中の火山を見下ろしているのかなぁなんて思いました

No title

私も当時、この噴火に関する映像はたくさん見ました。
二人の名前も知ってはいましたが詳細まではよく知りませんでした。

いろんな天災があるのは避けられないことで、そこで命を落とされた方を思うと、その瞬間はどれほど苦しく辛かっただろうかと思ってしまいます。
でも、彼等はきっと今も天国で一緒に過ごしているのだろうと思いました。

No title

ぽこっちさん


はい
こういう二人のことをソウルメイトと言うんだろうなぁと思いました


とても幸せそうに見えました
天国でも一緒にいて生まれ変わっても又一緒なんじゃないかと思いました

No title

お二人は火山研究家だったんですね。仲もよさそうで夫婦で同じ仕事に没頭出来て幸せだったと思います。

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

kamieru

Author:kamieru
かみえるです☺️🌷
三匹のにゃんずと地味に暮らしています。
映画、私の猫のこと、テニス、通販で買ったもの、その他日常のことを書こうと思います。
ご訪問、コメント歓迎です❤️
よろしくお願いします☺️✨

月別アーカイブ

カテゴリ